コロナ自粛が長期化し

営業する店舗に匿名で貼り紙をしたり、

外出した人たちに過剰に自粛を求めたリする

市民の行動がエスカレートしています。

 



例えば、

営業自粛に応じないパチンコ店の前で

開店待ちをしている客に


罵声を浴びせたり

詰め寄って写真を撮ったりする。


ライブハウスや飲食店に

脅迫めいた貼り紙をし、


コロナ感染者が出た会社に

嫌がらせの電話をかける。


また、他府県のナンバーの車に

あおり運転投石をする。

 

などです。

 



これらの行為は、法律的にみると

相手の人権営業権を侵害し、

暴行罪脅迫罪名誉棄損など

につながる可能性もある行為です。



 

なぜこのような行き過ぎた

行為をこの人たちはするのでしょうか?

 



神経経済学」の実験を

ド・ケルパン」という人がやっています。

 


非協力的な人や不公正な人に対してを与えるときに、


その人の脳の中では

どのようなことがおこっているか

という実験です。



 

実際に罰を与えたときに

活性化している脳の部分を探したところ


「尾状核」という部分が浮かび上がってきました。



この「尾状核」は、

欲求が満たされたときに活性化することで知られています。

 


つまり、


人は罰を与えること

快感を感じているのです。

 



もちろんその前に善悪の判断は必要ですが、

我々は少なからず


非協力的や不公正な人に対して

罰を与えたいと思う生き物なのです。