遡ること約30年前(え、うそ、こわ)
中学1年生(だったと思う)の英語の教科書にあった一文。

Ayersrock is a very big rock.
(誰か同じ教科書使ってたーっていう人いませんか??)

当時、全ての単元で全文暗記推奨だったので、そのページも丸っと全文暗記してたんだけど、今となってはその一文しか覚えてない。

けど、ずーっと頭の中に残ってたフレーズ。


頭に残っていたけど、特に自分には関係のない世界線での話だと思っていた…

が、ようやく使う時が来た!!!


今、声を大にして言いたい!!

Ayersrock is a very big rock.



そしてそれは物理的な大きさではなく、その存在の大きさでありました。


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2日目の朝



5時半
まだ真っ暗の中、寝た子を起こしてバスに乗り込み向かったのは…


サンライズツアー
ウルルの麓でご来光を拝みに行きます。



不思議なことに、ホテルを出てから40分ほど時間は経過しているのに、出発時より肌寒く感じます。

この日は、日の出が朝7時ということでしたが、その日の出の瞬間が一番寒いらしいです。


私は「半袖、デニムシャツ、ウルトラライトダウン」子供は「半袖、薄手シャツ、薄手フリース」

こんな格好で、まだ少し肌寒いくらい。
朝早くて寒いので心配していたハエはいません。




バスから降りてすぐに見たウルル




ていうか、この写真めっちゃ素敵じゃないですか??
この車の会社に、宣伝素材としてご提供したい。




まだ朝日は昇っていませんが、明るみ始めています。




整備された道を歩いてルックアウトまで。





そして、ご来光…




すると、太陽に照らされたウルルがそれはそれは神秘的な姿になります。



大して写真の技術も無ければ、最新のiPhoneを使っているわけでもない私が撮った写真ですら…
こんなに美しい。


太陽が昇り切るまでのほんの数分のspecial moment。
なんて素晴らしいものを見させてもらっているのか。



ウルルに行って感動できるのかなー
ベリービックロックって薄い感動しか出なかったらどうしよう。

行く前はそんなこと思ってたけど、行った人たちが行ってよかったというのが、よくわかりました。

One of 死ぬまでに絶対見るべき絶景で間違いないです。





そしてツアーバスに戻り、次に向かうのは

カタジュタ(Katadjuta)




ウルルと同じく、アボリジニの聖地として崇められてきた景勝地です。




今まで踏んだことのない地層。
初めて見るような、大小の奇岩石から形成された地面です。

デコボコ地面でかつ落石も転がっていて、つまずきやすくなっているので、そびえ立つ岩山を見上げたいけど、足元を見てないと危ない…
義叔母にはちょっと大変な道のりです。
(義父は80超えてると思えないくらい健脚です)

風の谷のナウシカのモデルとも言われています。
確かに風が強かった…



お気に入りの一枚。
次男の顔泣き笑い
この旅でも「歩かざることみーものごとし」の通り、全然歩かない次男。
パパを馬のようにして、あれこれ馬上から指示。




これはツアーガイドさんが撮ってくれた一枚。

こんな乾燥地帯にある小川の写し鏡。



岩肌に穴が空いているのは、朝晩の寒暖差で発生する水滴と氷の膨張の蓄積で落石が起きたもの。

上から落ちてきたら一撃だなーっていう岩が結構ゴロゴロしています。






もう一箇所、ウルルとカタジュタの双方を眺められる高台に立ち寄りました。
ここではようやく目が覚めた次男が大ハッスルしていて、ほぼ写真撮れず。







そしてホテルに戻り、お昼を食べ、お昼寝して…
夜の星空ガイドに参加します。


8:50に集合し、ホテル敷地内の明かりのない場所で、星空鑑賞です。


新月の夜、
もうね…夜空を見上げて思わず「うわっ」と声が出てしまうほど。

それこそ、私のiPhone12でも映せるくらいの星空
*実際はもっともっと星々が輝いている




星のあかり以外に光るものがないので、普段は見たこともないものすごく低い位置にも星が見えて、まるでプラネタリウムのよう。

あぁ、宇宙って本当にあるんだな、そして確かに私たちは宇宙にいるんだなぁと思わされました。


ガイドさんが、星座にまつわる話やアボリジニ(この地域ではアナングという)に伝わる星空の考え方などを説明してくれるんですね。(ちょっと私の英語レベルじゃあまり理解できないんだけど)


上の写真の真ん中が白っぽいのは、雲ではなく、銀河なんですが、それをアナングたちはご先祖様が乗っているカヌーと考えるんだそう。
いつも夜空から若い世代を見守り、導いていると。


何にもない真っ暗な闇に浮かぶ星空を見上げていると、たしかにそこに物語があり、我々もそこにつながっている、つながっていけるような気持ちになります。

ここではスピリチュアルな世界に傾倒していく人の気持ちも少し理解できます。



両手を広げて、身体いっぱいに、星空のパワーもらって帰りました…



宇宙って本当に美しい。