いやーいつの間に!?
いつの間にタイムトラベルした?私。

なんか、つい先日ブリスベンに来た気がするし、なんなら昨日ブログ始めたばかりだと思うんだけど…

気づけば丸二年住んでいて、もう三度目の新学期。そろそろ本帰国の三文字も脳内をチラつく頃なんだけど…

なんでこんなに初心者感が拭えないかというと、一向に変化のない英語力のせい…

うん、あるよねー。


いやだってさー
働いてるわけでもないし、子供の学校関連って言っても、単に車でドロップしてピックしてるだけで、全然他のお母さんとの接点ないし…
ていうか、仮にあったとしても、大したこと話さないし…

とにかく日常生活でそんな混み合った英語使う機会なく、まぁ仮に複雑な英語が必要なシチュエーションがあったとしても(例えば学校の面談やら)、夫に「お願いおねだり」って言うしね…
まぁこの年に数度の複雑なシチュエーションに自ら飛び込んだところで、その数回のサバイブで英語が上達するわけでもないだろうしね。


てなわけで、「オーストラリアに行ったら、しっかり英語喋れるようになりたいなー」なんて気持ちを持っていたはずだけど、まったく横ばいのまま時間だけが過ぎていき…まるっと2年。


来豪当初は1歳だった次男のあれこれに追われてたけど、今は3歳を過ぎ、ほぼ毎日デイケアに登園するようになり…
もはや英語やる時間なくってーとか言い訳できないよねーという状態。

いや、厳密にはまだ言い訳はいろいろできるんだけど(いうても家事育児と送迎と送迎と送迎は忙しい!)、でもとにかく何かやってみようと思って、
今年から教会の英会話クラスに参加してみることにしました。


しかし、こう見えて(おーい、見えてる!?)知らない人と話したり、群衆に入っていくのは苦手でストレスな私。


開門9:30、10時スタートということで、9:35ごろから張り込みますw

車の中から、教会を覗き、人が来てるか、どんな人が来てるかチェックw

やっぱり圧倒的にアジア人が多いんですが、その限りでもなく、意外とバラツキもある。
年齢層は(わたし含めて)高い!


まぁまぁな人数が入って行ったので、わたしも敷地に向かいます。

参加する前は10人くらいなのかなーなんて思っていたけど、そこに集まったのは50人は超えていたような印象。

年初だけあって、わたしと同じように全くの新参者という人も沢山いました。



さて、そんなわけで受付へ。

「あのーわたし、あもみもといいまして…事前にメール送ってるんです…けど…」

すると受付してくれた年配の女性が
「あー!あもみもね!あなたメール完璧だったわ!英語喋れるから大丈夫ね!」

と。

い、いや…
いわゆる受験英語として英語をそれなりに勉強してきたわたしは、自己評価上、読み書きの「生きてない英語」は得意。
しかし、聞く話すの「生きた英語」になるとめっぽう自信がないわけ。

心の中で、『英語書けると話せるは全然違うスキルなんやで』と思いながら…

ネームプレートに名前を書く。

すると、その年配女性が「3つのクラスに分かれてるんだけど、Basic、Intermediate、Advancedどこに入りたい?」と。


さすがにBasicは学生時代に終えてる自負はある。
一方で「わたしアドバンスでよろ!」と言っていいかは微妙よね。

だってさ、イメージAdvancedって自分で名乗り出る人って、もう最終調整に入ってる感じじゃん?
まぁまぁ書けて読めて、聞けて喋れるけど、まだもうちょっとスパーリングしてから戦場いくわ!みたいなね。

現に、タイにいた時に少しだけ英語の語学学校に通ったことがあるんだけど…(コロナで閉鎖されて少ししか通えなかったけど)
そこはタイの名門チュラロンコン大学のほぼ敷地内にある学校だったから、チュラ大の学生も結構いて、そのせいかIntermediateクラス(ここはテストで振り分け)でもかなりペラペラに喋れる生徒がいたし、Advancedの方はIELTSの8.0〜を目指す人たちみたいな感じでした。



そんなわけでIntermediateを選んだけど、またペラッペラに喋る人が集まるクラスだったらどうしよう…いや、それこそが勉強には最高環境や!とか、自分に言い聞かせて、時を待ちます。


同じテーブルに座る人たちと開始までの間、自己紹介をして過ごします。
うん、この時も色々ツッコミどころはあったんだけど…まぁ新しい世界の扉開いた興奮状態なので、気にせず進みます!


時間になり、ボランティアの先生たちによる全体オリエンテーションがあり、いざ3つのクラスに分かれます。

わたしのクラスは別室で、ということだったので、席を立とうしたとき、同じテーブルで一緒にオリエンテーションを受けていたコロンビア人のおばあちゃんが「あら、あなたここ(Advanced)に残ればいいのに〜」と言ってくれて、社交辞令でもちょっと嬉しい気持ちになりました。

が、またもや頭に響くのは『聞けると喋れるは違うんやで』という「わきまえ」思想。


移動した先は小さなお部屋で、そこに12人の自称中級者が集まっています。

自己紹介を聞いていると、スリランカ、イタリア、韓国、中国、台湾、ベトナム出身の人たちでした。

…が、自己紹介がすごく聞き取りにくい。

まぁ、あるあるだよね。
各国の訛りがあるからね。


気を取り直して…

担当してくれた先生は長年小学校の先生をやっていたみたいで、教え方も上手。

結構ちゃんとイントネーションやら発音も正してくれるし、聞き取りにくいところはちゃんとクリアになるまで生徒に聞く。

たとえば私が最初ペアになったのはベトナム人なんだけど、どこに住んでるの?とサバーブを聞いたら「フォーレイク」と答える…

フォーの泉!?なんかのギャグか!?とか思うけど、至って真面目だから絶対ちがう。

うーんと頭を捻って何度か聞くと、ひらめく!
「あ、フォレストレイクね!」と。

そう、これ、タイ人も一緒だから、わたしは得意分野よ!!
語末に子音が来ると無声にしちゃう癖ね!

Forest Lake はFore Lakeって発音しちゃうんだよね。

でもさ、それを「フォレストレイクな!」と訂正するのもなーとスルーしてたら、そこに先生がすかさず「ちゃんと「st」も発音してね」と指摘する。
(さすが!慣れてる!)

と、そんな感じのクラスの中で…



ひときわ、わたしの心を惹きつけたのが

中国人のおばちゃん。
たぶん同年代w

このおば©️、友達と連れだって来てるんだけどさ、いや、すごいのよ!!

その、どこのサバーブから来てますか?のアイスブレイク質問も、お友達に中国語で翻訳してもらって、回答ももちのろんで「〇〇!」とセンテンスではなくジャスト単語。

わたしの中の「intermediate」の概念がゆらぎ始めます…


おば©️、見た目も結構インパクトつよくって、ほんとモンゴル相撲力士みたいなの。
日本のお相撲さんじゃなくてね。ガチムチっとしてて小柄。
英語で言うところのSolidがしっくりくるやつね。
日焼けした肌にひっつめ髪なのがまたドラム(Vivant見た人はわかるよね?)みたいでさー。
パツパツのサイクリング丈のスパッツにオーバーサイズTシャツなんだけど、太ももがすれるから常にガニ股。
絵に描いたようなおじさんに片足突っ込んだおばさん!!(たぶん同世代w下手したら年下かもと思っている)



で、これ、中国人あるあるなのかな?
ノーとかソーリーのような言葉を言うのに、めっちゃニコニコしながら言うのよ。

そういうマイナスの言葉を発する時、日本人だと申し訳ない顔しちゃうじゃない?
韓国人もごめんねーの顔するよね??

でもこのおば©️、色んな質問に何聞かれても
ニコニコしながら
「ソーリー。ノー」って答えるの!

もうその姿がドラム!(見てない人はぜひVivantを泣き笑い



もはやね、先生が
「どうやってここまで来たの?」と聞いても
顔ニコニコ、首ブンブン
「ソーリー」

ゆっくり
「Walk ? Car ?Bus?Train?」と文字を指さして聞いても、ニコニコ「ソーリー」

で、スマホカメラ経由で翻訳する。




いや、ちょっとまってくれw
なんでintermediate来た!?


いや、その前に
ようここまで来れたな!!

勇気!!勇者!!!!

ていうか、この国でどうやって生活してんの!?
すごいな。



って、実は他にも何人か「どうやって生活してんの!?」と思える人がいて、まじみんな強いわって思いました。


いや、若者ならわかるよ。
でも、40、50とかでさ、夫婦で来てたりするのよ。夫婦ともカタコトとかで。


Google翻訳だけで生きてんのかな。
いや短期滞在ならなんとかなるよ?
でもさ、色々無理じゃない??


って、みんなそんな感じでも豪で生活してるのすごいし、堂々とintermediateに参加するのもすごい!

きっと何かで聞かれた際には「英語喋れます!」と答えるんだろなーと思うと、そのハートの強さ見習いたい。

やっぱり、日本人勝てる気しない。。。





写真は関係ないけど、息子とポテトL頼んだらこれ出てきた。

まだ手をつける前ね。

箱はL 中身はM(にも満たない!?)


おまえもようラージサイズとして堂々と登場できたな。まったく真顔

みんな自己評価インフレ気味。