今回はブリスベン→羽田→大阪の実家という帰省ルートだったこともあり、旅程的には三週間強だったけど、実際にあちこち動けたのは中三週間あるかないか。
その短い日程で、長男は二週間小学校に通っていて、逆に次男はデイケアなどないのでずーっとべったり。
三歳だし、母(おばあちゃん)に預けられないわけでもないけど、
実家に着いたその日に、座椅子を姉に向かって投げたその姿に、「この子、プロレスラーかなんか目指してる??」と一同驚愕し、
わたしも、こりゃ余程のことがない限り、母には預けられんな…と。
なので、一人で済ませたい用事がある場合は姉が平日休みな日にあわせようと、一時帰国前から入念に姉の予定を確認。
「いいよ、いいよーまかせてー」と快諾してくれるお姉ちゃん、本当、ありがたいしかなかったデス。
そんな姉がお休みのとある日、朝から歯医者に行くっていうので…
は!これはチャンス!と思い
「お姉ちゃん、私、つい先日オーストラリアの歯医者さんで虫歯あるって言われたんだけど… しかも数カ所…なのよ。できればこの一時帰国中に、全部治療したいんだけど、お姉ちゃんの先生、受け付けてくれないかな??聞いてみてくれない?」
と。
そう、わたし、
一時帰国の1週間ほど前に、半年毎のデンタルチェックで虫歯があるっていわれたんです。
…しかも4箇所。
え…
半年前にもチェックしてもらったのに!?
いきなり???
と動揺隠せなかったわたし。
めっちゃブルーになりました。
わたし、エナメル質が薄めで子供の頃から虫歯になりやすいから、すごく気をつけてるつもりだったし、そのために半年に一度のチェックもしてるし…
そして「半年に一度チェックしててこんなんじゃ、なんか信用ならんかも…」と豪の歯医者さんにちょっと不信感も。
お友達のsanagiさんにも
「日本で治療した方がいいよ」と言われたし、そう、できれば日本で治したい。
次男のこと預けれるのは…とか、考えてたら、また行きそびれてしまう!
ここは、無理にでも姉に便乗しよう

そんな風に思って、姉に担当の先生に聞いてもらうことに。
姉は「えーー」と面倒くさそうにしたものの、真面目きっちり長女なので、ちゃんと聞いてくれ歯医者さんから電話をくれ
「今日の夕方なら空いてるって!」と。
そんなこんなで、なんとか歯医者の予約を入れられたわたし。
しっかし、ここからが…
思ったより波乱(笑)
当日、先生にチェックしてもらうと
1箇所は単なる知覚過敏的なものなので、削らないほうがいい。(豪歯医者はこれを削ろうとしてたわ)
2箇所は小さい虫歯なのですぐ治療できる。
もう1箇所は、昔治療してた詰め物の下が虫歯になっていて、もしかすると大きいかもしれない…
最悪、神経取らないといけないかも…
いずれにせよ、あけてみないと(詰め物とってみないと)わからない…
で、もし、その最悪の神経取らないとなケースだと、日本にいる間に完結できないかも…
とのこと

えーーー、オオゴトやんー

先生
「他院のことは言っちゃいけないけど、まぁ国違うからええかな。これ、ぜったい半年前からあったと思うし、半年前に気づいてたら、こんなオオゴトじゃなかったと思うよ…」と。
おーーーい。
チェックアップすら100ドル越えのくせに、何見ててーーーん。
と、もう「豪の歯医者イヤイヤ」な気分が最高に高まるワタシ。
「最悪、帰国日ずらすので、できるとこまでお願いします!」と先生にお願いをし治療開始。
その一番大きかったところ…
まずは開けてみて、虫歯部分を削って、薬を詰めて一日様子を見ます。
これで、麻酔が切れたあとに、痛みがでたら、神経も取らなきゃコース。
先生に
「この後、ものすごく痛くなるかもしれないので、その場合は明日来てくださいね。」といわれ
めちゃくちゃドキドキした夜を過ごす…
ありがたいことに、まったく痛みはでず
その週に型を取って、翌週詰めるということで、何とか完治。
合間合間にテキパキと残りのところも治療してくれ、知覚過敏も埋めてくれ、さらにクリーニングもしてくれて…
超良心的なお会計。
計3回行って、それなりに治療してもらったけど、全部合わせて、保険なくても、以前豪でチェックとクリーニングと知覚過敏トリートメントしてもらった1時間分より安いの。
「あー、もう私、豪の歯医者いかない」って思ったよね。
で、もう一つ。
子どもたちの歯科チェック…とフッ素も。
それこそ、子どもたちのチェックアップも半年毎に豪でやってるけど、こちらは小さい子にはフッ素散布してくれないんですよね。
それもあって、時間があればやることリストの中に、子どもたちの歯科チェックを並べていました。
で、まぁ自分の歯が思ってたよりも良くなくて、反省しながら子供の仕上げ磨きをしてたら、下の子の歯の表面が欠けてる!!
え!!虫歯!?
と、まためちゃくちゃ焦り、こちらは実家の近くの小児歯科を予約。
すると、次男の歯は
「たぶん、どこかにぶつけてかけてますねー」とのこと。
「どこかにぶつけたりしましたか?」の問いには
心当たりが多すぎてわかりません

でも、ちゃんと磨いておけば大丈夫とのこと。
フッ素も塗ってもらい終了〜
そして長男。
9年間虫歯ゼロ。
半年前のチェックでもゼロ。
余裕しゃくしゃくで先生に見てもらうと……




ありました。
虫歯

初めての虫歯。
ガーーーーン。
▲本物の「バイキンマン」が見れるんじゃないかとワクワクしてお兄ちゃんの口をこじ開けようとする弟
そして、先生
「でも、この歯、もう下に永久歯が生えてきてるんですよ。ほとんど根っこも吸収されていると思うし、時期にグラグラしてくる歯だと思うので、虫歯の乳歯は抜歯しましょう」
息子
「つまり、どういうことですか?」
(←抜歯という単語がわからなかった)
先生
「麻酔して、歯抜いちゃおうね」
息子
「え」
はい、うちの子、極度の注射嫌い。
歯茎に注射するとかもってのほか…
受付で、次回の予約を取って振り返ったら…
めっちゃ落ち込む兄… と、影響される弟。
なんなの、もう

まぁ、ここから私(と実家の家族)による大袈裟なほどの慰めと勇気づけにより、
翌週(帰国直前)
「再び、口内虫歯ゼロ!」に戻るべく、抜歯に挑戦。
この日も、弟は母に預かってもらい(結局、なんだかんだいって暴れん坊を母に何度も預けた一時帰国
)、私と長男でいざ!

それはそれは、長男たら落ち込んでたし、行きの車内で
「ぼく、途中で逃げ出すかも」という宣言もしてきたり…
わたしも、その昔、単なる採血なのに、看護師さん3人と通訳さんとわたしの5人で息子を羽交締めにして、針を刺した記憶とか蘇って…(笑)
でも、もう、なるようにしかならんと親子で腹を括って挑みます。
しーかーしーーー
ねぇ、日本の歯医者さんすごいね。
笑気麻酔なるもので、リラックスさせてもらい不安な気持ちを取り除いて、口内麻酔。
そっからあっという間に抜歯完了。
長男も
「はや!!!」と驚くほど。
そして、笑気麻酔、表面麻酔、局部麻酔、抜歯なこの日のお会計「5000円」(もち国保なしの自己負担価格ね)
なんなの、もう!
ありがとうございます。
ってか、先生と歯科衛生士さんの時給にも足りなかったんじゃないの?大丈夫なの

にしても、長男の虫歯もまぁまぁ大きくてさ。
いや、子供の虫歯は進行早いっていうけど…これ、半年前のチェックでほんまになかったんか??と疑いたくもなったり。
あとは、長男の場合、仕上げ磨きほとんどしなくなってたけど、それも反省ね。
まだまだ仕上げ磨き必要だわ。
特に、こちら、オーストラリア。
朝ごはん→モーニングティー→ランチ→アフタヌーンティー(車内おやつ)→家でおやつ→夕食…と、結構ずっとダラダラ食べるライフスタイルだから、子どもの口内環境的には絶対良くないよね。
母子共に、気を引き締めて、歯の健康守ろうと思いました。