「売り込まなくても売れる!」 ジャック・ワークス、ニコラス・E・ルーベン 著
坂本希久子 訳、神田昌典 監修


ちょっと古い本ですが、会社においてあったので読んでみました。


主人公が「高確率セールス」という売り方を身に付ける小説風でとても読みやすい本です。


「高確率セールス」は、購入する見込みのない客は除外し、有望な客だけにセールスパーソンの時間とエネルギーの投入する手法です。

有望といっても主観的ですが、「コミットメントする意思のある客」ということです。


この本では見込み客を次の4つに定義されています。
1.商品に対するニーズがあり、商品を希望し、資金もある見込み客。よろこんで買うタイプ
2.商品に対するニーズがあるが、商品を希望していない見込み客。資金はある
3.商品に対するニーズがあり、希望しているにもかかわらず、資金がない見込み客。
4.商品に対するニーズがあり、希望していて、資金もあるが、うちからは買わないという見込み客。商品は希望するが、ほかのブランドやサプライヤーが好みというタイプ。


「すべての行動に費用がかかっている」との考えから、買わないかもしれないというレベルの話では、それ以上商談を進めません。


どの業界でも市場競争力には「価格・品質・サービス」の3つがり、どんな企業も3つを同時には提供できません。


たとえば、ベンツなら「品質・サービス」は良いが「価格」は高い。
ですが、「価格が高いからまけろ!」と不当に安さを請求する客を、ベンツは相手にしないでしょう。
それは、相思相愛の相手ではないからです。


この本では、「まず相手が何を欲しがっているかをはっきりさせ、欲しいものの詳細について双方が合意すること。この欲しいものの詳細を見込み客の【満足条件】と呼んでいる。」と書かれていました。


そのために、話をするのではなく質問しつづけ、いつも相手がボールを持っている状態にしてコミットメントさせます。


つまり、お客から「買いたい」と言わせるのです。


この本を読んで、以前会社で受けた営業研修を思い出しました。
研修では「喋るな!聞け」といことで、お客が何を望んでいるのか聞き出す練習もしました。


若干の違いはあるものの、質問し相手に喋らせる手法でした。


売り込まなくても売れる! ― 説得いらずの高確率セールス/ジャック・ワース

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