確かに「ここに極ま」ったグレード高い焼肉店@新小岩「炭火焼肉 矢つぐ」 | 『今夜もおお腹いっぱい』

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 「ぐう」の店主といえば、σ(^^)の肉会に「留学」して「客の心」を学んで今の焼肉店経営に活かしていますが、その「ぐう」で修業した者が出した店に行ってやってほしいという話が来たので、夏休みも末期の今夜、足を伸ばして訪ねてみました。場所は新小岩、それも駅から南に向かう商店街の果てたさらに先、住宅街の中に隠れ家のようにひっそりと、その店はありました。今年5月に開業した「炭火焼肉 矢つぐ」です。
 最初に出された浅漬けキムチは、どこかで見たようなwww ナムル盛り合わせに続いては、牛タンユッケが、まず美味しかった♪ タンのユッケって、あり? 生肉食もだいぶ許されてきたんですねぇ~ とタン刺を堪能しました。続いて、タンシチュー、タン盛りとタンが続くのも、牛タン好きσ(^^)には嬉しい。タン盛りは、タンもとで作った極タン、タンしお、タン下で作ったタンカルビが、やや厚めに切られています。でそれが、店主に焼いて貰いました!
 焼いてもらいながら色々と話を聞けましたが、この店では原則として【全ての肉を店員が焼いてくれる】とのこと。週末など混雑して手が回らない時もあるけど、「店員が肉を焼き、最高の状態で客に肉を出す」ことを旨としているそうです。ガスの焼肉設備が全卓に整った店を居抜きで受け継ぎながらもわざわざ蓋をして炭火入りの七輪を置き、炭なので客が焼くとうまく仕上がらない時も多いので、店員が客の肉を全て焼く、、、とは焼肉店が多い小岩界隈で他店との差別化をはかって考え出したそうです。また、店員の焼き技術にムラが出ないように、週1は焼き方の講習と鍛錬を行っているとのこと。やはり焼肉も、店員が焼いてこそ「料理」と言えますからね。
 肉盛りは、ロースと極ハラミと三角バラ。これを書いた順番で、脂の少ないものから多いものへと焼いていくって、「軽いものから重いものへと料理を出していく」フランス料理や戦後のおまかせ鮨の出し方と同じです。ホルモン盛りは、豚ののど軟骨、牛ハツの薄切り、牛の胸腺。この辺りは素人でも経験を積めばうまく焼けそうですが、続く味噌タレ皿のミノ、ホルモン(小腸)、ギアラとなると、やはり「プロ」に焼いてほしい。店主は皮側から焼いて、「脂を落とさずに焼いて、脂を楽しめるようにすると、ふっくら焼けます」と慣れた手で焼きながら語っていました。その焼き方、「ぐう」の店主が今年春に我々の肉会に参加して焼いてくれた時の焼き方と手筋が似ています。

 

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 最後は「焼きしゃぶ」ということで、牛モモ肉とハラミステーキを卵で和えて白飯に乗せて食べます。最近増えましたね、このパターン。「肉山」辺りから始まった流行かも。ただ、この店が他店と違うのは黄身だけ、白身が抜いてあるんです。σ(^^)みたいなナマ白身嫌いには有難い。たっぷり浸けて舌鼓でしたよ。
 これだけでも意外とお腹にもたれ、〆の石焼きビビンバとデザートの柚子シャーベットがちょっと苦しかった。「焼きしゃぶ」の後に、「他に何かお目に留められたメニューがあれば、お出ししますが」と言われたけど、とてもとても。すっかり満腹でした。帰りに駅までの遠い道のりが良い腹ごなしになりました。

 とはいえ、さすがに新小岩は遠い。で新小岩駅からも遠い。焼肉店としてのレベルは高いけど、ここで肉会開くといったら誰も集まらないだろうなぁ、とは帰り道で意見一致。でも店の評価は余裕で「再訪あり」なので、もし肉会が開かれれば、日程次第で参加します。

<p><a href="https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131204/13208797/?tb_id=tabelog_181873acb526ca3c4e9d68390f676715fca05790">炭火焼肉 矢つぐ 新小岩</a> (<a href="https://tabelog.com/rstLst/yakiniku/">焼肉</a> / <a href="https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131204/R5134/rstLst/">新小岩駅</a>)
  <br />夜総合点<span style="color: #FF8C00;">★★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆</span> 4.4</p>