最終回の結末は原作が出た時に最後だけ立ち読みしたから知っていましたし、「死の秘宝」を映画2作品に分けた商魂に辟易していたので、タダ券使って一応見に行ったものの、「予定調和」に見終わりました。予想以下でなかったのが幸い。それにしても、城攻め攻防戦になるとはねえ。
このシリーズの映画原作は、ややハイレベルながら割合聴き取りやすい英語なので、この9年半の間、英語教材に最適だと勧めてはいたけど、今回はかなりbrokenでした。まぁ、ヴォルデモート側が聴き取りにくく乱れた英語を使っているのは意図的でしょう。ハリー側の英語が乱れているのは、英本国の言葉の乱れを反映しているのか?などと推測は尽きません。
2001年12月に第1作の映画『ハリー・ポッターと賢者の石』公開以来9年半をつい振り返り、当時はまだmixi無かったし(笑)などと考えさせられてしまいます。見ないよりは見た方がいいでしょうけど、あまりにあっさり落ち着いているのが、物足りなくもあり、でも「コテコテのフランス料理」を期待していたら「あっさりした和食懐石」が出てきたような感じ。贅沢を言わず出された皿に満足すべき節制を教訓としているようにも思えました。
映画全作を鑑賞し通しての最終回鑑賞とはいえ、特に感動もなく、かといって低コスパ感もなく、ただただこの10年半にこのシリーズが大学の英語教材や学術論文のテーマに使われたケースが余りに多く、日本の英学のレベル低下に貢献したシリーズであったことを思い出さざるを得ません。それにしても最終回を見終わった感想を一言で締め括るなら“all passion spent”(17世紀の詩劇『闘士サムソン』の結語) でしょうか。やれやれ(-。-;)