今月はじめ、長野に遊びに行ってきました。

 

目的は、戸隠で行われたアコーデオンの演奏会と講習会。

 

その前に、時間があったので、善光寺に立ち寄り、ついでに、県立美術館を見てきました。

 

東山魁夷画伯の作品を多く収蔵している美術館。

 

初期のころは、輪郭を黒い線で描く作風だったのを、ヨーロッパ留学を機に、輪郭を取り払い、色で描くようになったとのこと。

 

色と色の境が、線できっちりと遮断されず、微妙なあわいが、繊細で夢幻的な雰囲気を醸し出しています。

 

代表作の一つ、御射鹿池の白い馬の絵は、すでに展示を終えてしまって、見られませんでしたが。

 

ヨーロッパの町の窓を描いたシリーズが、充実していました。

 

線ではなく、色で描く。。

 

エルメスのスカーフにあてはめると、アリス・シャーリーさんが、その代表格ですネ。

 

もちろん、線で描いている作品もあるのですが、代表作の数々、そして最近では「オルフェウス…」など、輪郭線を用いず、色づかいでモチーフを表す作品が、彼女の持ち味だと思います。

 

そして、じっさいに巻いてみると、全体の絵柄は消えて、細部の鮮やかな色彩が、渦のように、花のように、首元をいろどってくれる。

 

すごいマジック!!

 

アリス・シャーリーさんのスカーフのファンが、世界中で多いのも、うなづけます。

 

今季、24AWコレクションには、以前カレ90で出た「オルフェウス…」が、カシミア・シルクのショールで再版されるとか。。。

 

どんな色で発売されるのか、楽しみです。

 

もはや手が出ないオネダンなので、たぶん、お店で見るだけ、になりそうですが。

 

 

 

 

ダブル・フェイス・カレ 「オルフェウス…」

大事にしすぎて、まだ巻いていません。。。