三泊四日で、山形の日本海側の町、鶴岡に行ってきました。

 

一日目は、市内の、小さなビストロに。

 

酒田の有名店で修業したシェフのお料理、とてもおいしかったです。

とくに、地元のお魚を使った一品が、絶品でした。

 

お皿のまんなかに、チョンボリ乗っているような上品なお料理ではなくて、量もしっかりあるので、大満足!!

 

選んでいただいたワインも、県内産。

朝日村でつくっているデラウェア白と、ベリーA赤。

 

どちらも、ぶどうの味わいが濃厚でした。

 

ちなみに、フランス品種のメルローが、シャルドネが・・・と言われても、実際にブドウを味わっていないので、どんな風にワインに生かされているのか、いまイチよくわかりません。

 

でも、デラウェアやベリーAは、食用としてなじみがあるので、果物のときと、ワインになったときの共通点が、よくわかります。

 

二日目は、近くの温泉旅館で、ゆっくり。

 

そして、三日目。楽しみにしていた、さくらんぼ狩りへ!!

 

農園に電話をして、予約したとき、ご主人の話では。

 

「いらっしゃるのは、午後ですか? お昼を食べてからだと、さくらんぼがあまりお腹にはいりませんよ」

 

いえいえ、バカ食いが目的ではないので、大丈夫です~。。。

 

バスに揺られること、30分。修験場で有名な、羽黒山への道がはじまるあたりに。

 

ありました!!  幟がパタパタ風に揺れている。

 

家の中では、8人くらいの女性たちが、サクランボを手でより分けています。

 

良い実だけを、きれいに箱に並べていく。すごく手間のかかる作業。

 

それを見ただけで、さくらんぼがお高いのも、納得できます。

 

さて。果樹園での摘み取りは、1200円で、40分間、食べ放題。

 

いろいろな品種があって、どれも甘酸っぱくて、果汁たっぷり。

 

そして、摘み取ってはパク、摘み取ってはパク、しながら、山からの風で、サヤサヤ揺れるさくらんぼの下に、たたずんでいると。

 

とーっても幸せな気分が、からだのすみずみまで、ジワーっと広がっていくではありませんか!!

 

毎日のつまんないアレコレ、くだらない気遣いなんかが、フワっと溶け出て、清浄になったような。

 

アクが抜けた野菜のような。

 

ぶどう棚の下にしても、りんごの樹の下にいても、いつも同じ。

これはもう、果樹園独得の、幸福感ですネ。

 

日が暮れるまで、ここでぼんやりしていたいなー、と思ったけれど。

 

天国での40分は、あっという間。

 

帰るころには、女性たちは仕事を終えて、「ハジキ」のさくらんぼを、箱にもらって帰り支度のさいちゅうでした。