このところ、ユーロ高がとまりませんネ。

 

近々、1ユーロ170円を突破するのではないかと、冷や冷やしています。

 

簡単には、古本も買えなくなってしまいました。。。

 

ましてや、パリに行くなんて!!

あ~、当分ムリそうですわ。。。

 

最後にパリを訪れたのは、2015年。

忘れもしない、シャルリー・エブドのテロ事件があった年。

 

それから、10年近くが経って、今年はオリンピックがあるし、コロナを経て、町はずいぶん変わっただろうな、と思います。

 

サン=ジェルマン・デ・プレにある、大好きな「ファブリス」は、まだあるかしら。。。

 

フト思いついて、ネットを見ると、あいかわらず、ボナパルト通りに二店舗構えているようで、ホッとしました。

 

さかのぼれば、幾歳月。

まだフランス旅行がいまほど手軽ではなかった時代。

 

NON・NO の「パリ特集」を読んで、パリに憧れた少女の自分。

 

そこには、「カルティエ」「セリーヌ」「ブシュロン」と並んで、この「ファブリス」が名店として挙げられていました。

 

その記事を、ふたたびひもといてみると、現在は禁止の象牙のアクセサリーや、しゃれたネックレスなど、いまでも欲しいモノが、いろいろ。

 

その後、本当にパリに行くことができて!!

 

夢のように嬉しくて、ファブリスのショーウィンドの前に立ちましたが。

美しく飾られたアクセサリーについている、小さな値札を読んで、涙を呑んだ。

 

中に入ることなく、すごすご退散。

学生の身には、高すぎました。

 

ようやく、「ファブリス」の店内に足を踏み入れたのは、社会人になってから。

 

中は、ほの暗くて、まるで魔女の洞穴みたい。

 

あちこちに配されたガラスケースには、照明がついていて、美しくディスプレイされたブローチやネックレスが、きらきら輝いて。

 

ミステリアスで、上品で、お洒落な雰囲気。

飾ってあるもの、すべて欲しくなってしまう!!

 

1つ1つが手作りの、ファブリスのアクセサリーは、どれも個性的で、手が込んでいます。

 

お値段が張るので、さんざん迷った末に、選ぶ一品。

 

そうやってコレクションしたネックレスが、ただいま、6つくらいあります。

 

あらためて箪笥から出してみたら、あまり着用せぬまま、スッカリ忘れていたモノもあって。

 

そういえば、コレ、あのとき買ったのよね~

と、思い出すのも、懐かしく。

 

新品を買ったみたいで、ちょっと得した気分です~

 

今年は、ビッグシルエットの服が流行っているから、大ぶりで大胆なファブリスのネックレスも、違和感なくつけられそう。

 

また一つ、装いの楽しみが増えました。