FOLLOWERS フォロワーズ | 一言難盡

一言難盡

Ture courage is about knowing not when to take a life,but when to spare one.

『FOLLOWERS フォロワーズ』
2020年 日本 全9話
Netflixで配信中

 

監督 蜷川実花

 

出演

リミ(中谷美紀)

なつめ(池田エライザ)

あかね(板谷由夏)

エリコ(夏木マリ)

 

色が鮮やかで、眩しいくらいの光が老体に突き刺さる笑

色の鮮やかさを観て、スパイク・ジョーンズを思い出した。タランティーノ全開なのも狙いなのか。確かに、タランティーノなら一般人がDVDを渡しても受け取ってくれそうだけど笑

ゲスト扱いの出演者も豪華。さすがにタランティーノはご本人ではなかったようだが、オサレどころの役者、ミュージシャンが多数出演されていた。←私としては沢尻エリカには是非戻ってきていただきたい。

 

今のご時世、SNSでは溢れんばかりの情報を取得できるようになり本当に便利になってしまった。事実と虚構の混ざりあったその中で、真偽を判断するのはまた話は違って難しい事なのだけど。

顔の見えないSNSでの誹謗中傷のせいで、韓国スターが相次いで命を絶たれているというニュースが昨年(今年かも?)話題になっていたが、中島美嘉が演じていたSAYOが正にそれを再現(実体験かもしれないけど、、)していて、観ていて辛い。私にスターの気持ちが分かるはずもないのだが、己を売り物にしているとしても同じ人間なのだから傷付けていい事にはならない。

 

雰囲気や音楽など90年代リスペクトなのかな?と一瞬思わされたが、現代の東京で生きる色んな意味でキラキラした女性たちを映しているようだ。←私はキラキラ生活ではなく地味な生活なのでよくわからないw

最近はジェンダーフリーの声も高くなってきていることもあり、このドラマではLGBTや男女の格差などの要素も全体的に散りばめられている。

 

ってか、板谷由夏が自然すぎてすごい。例えば台詞っぽい言葉も自分の発言のように自然に演技できる人はそんなにいない気がする。

「仕事と僕とどっちが大事なんですか。」まあこんな事言う男は滅多にいない気はするが(いたらちょっと、え?ってなりますけどね。)「仕事です。」ってふつーに言ってて笑う。

 

EndingはPerfumeの「Tokyo Girl」だったけど、これが良い。Perfumeとこのドラマがなんだかとてもマッチしていた。最後までこの曲で終わらせてくれればよかったのに。