子供の頃の夏休みといえば、まず朝6時に起きて近所の神社にラジオ体操しに行きました。
皆勤した時のお菓子目当てに(笑)

帰ってきたら、朝ご飯食べて「夏の生活」っていう宿題をやりました。毎日1ページずつのやつです。
でも、たいてい再放送のテレビアニメに夢中になってほとんど進みませんでした。
その頃は「ワンサくん」「メルモちゃん」「海のトリトン」「デビルマン」という傑作アニメが放映されていました。
なのでたった1ページ終わらせるのに11時くらいまでかかりました。

昼ゴハン食べたあとは、だいたい虫取りに近くの公園に行くか昼寝でした。
虫取りはショウリョウバッタかセミが獲物でした。
たまにタマムシを見かけましたが、あまりにも高いところを飛行しているので、普通のたもでは届かず、一度も捕まえられませんでした。
友達が捕まえたタマムシを一度見せてもらった時は、虹色に輝くその美しさに感動しました。

昼寝する時はよくラジカセで音楽を聴いていました。
当時はクーラーがない時代だったので、家の窓を全部網戸にして扇風機の風を浴びながら寝ました。
時折聞こえる風鈴の音が心地良かったのを覚えています。

夕方4時からは、また再放送のドラマやアニメが始まります。
よく観たのは「俺たちの旅」「傷だらけの天使」「探偵物語」でした。
探偵物語のエンディングの曲の「ウォンセゲンニュロニュロ」はなんか耳に残って離れませんでした。
5時くらいになると網戸の向こうから「豆腐、豆腐はいかがですか」とか「わらび餅冷た〜いよ」とかの声が聞こえました。
お袋がパートから帰ってくると、いつも家の前に打ち水をしていました。
その時の焼けたアスファルトが冷える時の匂いが好きでした。

夕食時は「ジャングル黒べえ」「タイガーマスク」「ルパン三世」なんかアニメをよく観ました。

やがて親父が仕事から帰ってくると、縁側に行ってラジオでナイターを聞き始めます。

この時の雰囲気がとても好きでした。
夏の夜風とナイターの解説の声。
まさに家族団欒のひと時。
なんか平和そのものでした。

そんなことを歌った歌を以前作ったことがあります。
「昭和ノスタルジー」という曲です。

良かったら聴いてみてください。