今年の7月にゲストハウスを開業しました。
コロナ禍前まではホテルを経営していました。といっても祖父、両親から引き継いだ物を。
2020年、ちょうどコロナ禍が始まった頃、老朽化していたホテルの立て直しも検討していましたが、結局ホテル売却を決断しました。
祖父が建て、両親が僕に引き継ぎ、僕が手離した。少しの未練はあったけれど、 3代それぞれ役目があるんだと自分で納得して宿泊業から退場しました。同業の方からは良い時期に売ったねと言ってもらえました。実際そのままホテル経営している人たちは大変な思いをされていた。
それまでホテル業と賃貸業しか知らない僕はホテル売却資金を元に、アパートを買って大家業をすることになりました。
でも、購入したアパートには管理会社が入っていたので、特に自分が走り回って仕事するような事もなく、趣味のロードバイクで山を走り回っていました。確かにその時がロードの選手として1番波に乗れていたと思う。でも何かこれが仕事と言えるものをしたいな、でもこのタイミングじゃないな、と思いながらもう3年経とうとしていた。
去年、コロナ禍も落ち着きだし、周りの宿泊業も回復傾向へと向かった中で、ゲストハウスの仕事をしている人と出会いました。
不動産賃貸業は安定していましたが、これといった僕の仕事はなく、売りに出されているマンションを地方へ見に行ったり、お願いしているマンション管理会社からの報告を受けるだけ、相変わらずロードバイクに乗るだけ
いつかは宿泊業に戻りたい、と漠然と思っていたし、そもそも宿泊業しかできない僕は3棟あったアパートマンションを全て手離してゲストハウスに舵を切ることにしました。
いままでホテルにいた時はお客様の喜びが私自身の喜びっていう言葉の意味がわからなかった。
でもアルルを始めてやっとそれの意味がわかった。
こういうことをしたらお客さんに喜んでもらえるかな、と考えるのが1番楽しい。
まだまだゲストハウスとして駆け出したところ、稼働もこれから
でも宿泊業に戻れた僕は本当に幸運だ。
アルルはお客様1組しかお迎えできないゲストハウスですが、まずは来ていただいたお客様1組を大切にお迎えして、将来はまたホテルにも戻りたいと思っています。
その時は全てのお客様に対して、お客様の喜びが僕自身の喜びだと胸を張って言えると思う。