アバンテJ r. 30周年スペシャルキット③ | ARLE207のブログ

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前回の続きです。後半に入りました。
モーターはFA130…つまりノーマルモーターですね。
ピニオンギアは8Tです。この8Tピニオンギアも後に発売されるミニ四駆の標準となりました。(タイプ3、トラッキンは除く)因みにタイプ1シャーシはパワーギアで使われていました。
モーターの取り付けもこれまた画期的なんです。今のミニ四駆では当たり前なんですけどモーターカバーにモーターのエンドベル部分を引っ掛けてそのままパチンと取り付けるのでした。パチ四駆でもこれがやりたかったのでしょうがタミヤが特許を取得したのかは分かりませんがどのマシンもこの様な取り付け方法は皆無でした。
ほらね、金具とモーターの接点がガッチリとなってるでしょ。これで接触不良の心配もありません。
シャーシに取り付けました。見てください、縦置きですよ!ゲーム機で言うとPS2を彷彿させる様な感じでしょうか。しかもモーターがむき出しの状態ですので放熱効果も抜群ともはや言うことなしですね。これを考えた当時のタミヤは凄すぎるとしか言いようがありません。
カウンターギアは青色です。ギアシャフトを通して
シャーシとドッキング!ギア比は5:1です。因みにもう一つのハイスピードギア(赤のカウンターギアにベージュのスパーギア)は4.2:1です。因みにこのタイプ2シャーシからパワーギアが無くなりました。その理由はこの辺りからレーサーミニ四駆自体がオンロード専用マシンと認識されたからですね。
ギアカバーを取り付けました。モーターを外す事無くギアの交換が出来て以前より簡単になった所も今のミニ四駆と同じですね。
スイッチも大型となり接触不良が起こり難いようになりました。
フロントカバーを取り付けました。
そしてタイプ2シャーシからの標準装備の一つであるガイドローラーです。タイプ1シャーシには付いておらず別売のグレードアップパーツを買わないと取り付ける事が出来ませんでした。(スピードローラーホイールセットやワイドタイヤセット等)
プラスチック製ですが当時としては大きめで精度も悪くありませんでした。
フロントバンパーに取り付けました。因みに下側にも穴が開いていてローラーを下側に取り付ける事も可能です。また当時はダブルローラーとして上下に取り付けた例もありました。
フロントバンパーとサイドバンパーにローラーを取り付けて電池を入れてバッテリーホルダーを取り付けてシャーシが完成しました。
令和となった今でも色褪せることのないタイプ2シャーシ。
大径のスリックタイヤもマッチしています。
むき出しで縦置きのモーターも当時としては画期的でした。また駆動効率もタイプ1シャーシと比べて向上している点も付け加えます。
…と、ここで2つのタイプ2シャーシが…左側は当時物で右側が今回の復刻版です。
そんなに違いは…ありました。まずはバッテリー部分ですが復刻版には「1.5V UM3/R6/AA×2」の刻印がありました。
裏側にも復刻版にはゴミ箱…つまりWEEE指令の適用マークが刻印されていました。
双方のボディを取り付けました。
まずはオリジナルのアバンテJr.です。若干ステッカーデザインが変わっていますが気にならないレベルですよね。
因みに当時物はこんな感じ。ね、あまり変わってないでしょ。
そしてブルーメッキボディにスペシャルステッカーを貼った30周年スペシャル版です。横のAVANTEの文字の配列が後に発売された「アバンテ2001」を彷彿させるデザインになっています。
見比べてみると、どちらのアバンテJr.もカッコいいですね。
当時のタイプ2シャーシは「NEWシャーシ」と呼ばれていました。1988年の12月に発売されたアバンテJr.、そして1989年に入りNEWシャーシ2作目のグラスホッパーⅡJr.が発売されました。当ブログで製作したRCカーの復刻版グラスホッパーⅡ、そう、アレです。
当時のミニ四駆雑誌は大々的にアバンテJr.やNEWシャーシがデカデカと掲載されており子供達を魅了していました。
…しかし、順風満帆…とは行かずにその後はバンキッシュJr.、スコーチャーJr.と発売しながらもいつのまにか表舞台から姿を消してしまいました。この頃のミニ四駆の主役は「ダッシュ四駆郎」が絶大的な人気を誇っておりそのマシンに使われていたシャーシは後から発売された「タイプ3シャーシ」でした。タイプ3シャーシはタイプ1シャーシにタイプ2シャーシの要素を足した感じのシャーシでテクニカルなコースに強かったと言われていました。一方のタイプ2は更に軽量化やバッテリー部分を低くして低重心化を図ったタイプ4シャーシに発展しますが剛性が足りないと指摘されその後剛性強化と空力抵抗を抑えたタイプ5シャーシ、タイプ3シャーシとタイプ4シャーシを足して2で割ったゼロシャーシとレーサーミニ四駆は進化するのでした。
…余談が過ぎましたが平成の初めに人気が爆発したタイプ2シャーシ、30年の時を経て令和元年の今になって製作して改めてタイプ2シャーシの偉大さを知らしめられました。
私は今もこのアバンテJr.に一言言いたい…
「お前がナンバーワンだ!」と…