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2011年3月12日7時00頃�

朝から市役所の公衆電話に並ぶ。みんな繋がらず焦りが隠せないようだ。自分の実家に電話した。繋がった�まだ家に帰っていない事、充電が無いことを伝え、旦那の携帯番号を手に控えた。
今考えれば両親は私の言葉に心配しただろう�

電車も動いていない…バスもいつ来るかもわからない。
家まで歩いて帰る事を決めた!!
支店長ご夫妻に御礼を言い早々に出発した�

ショーウィンドーが壊れた店舗。陥没した道路、歩道…
向かう方向に黒煙が立ち上っている…東北石油!?もしそうなら家は非難区域のはず…そう言えばラジオで大規模火災と言っていた…不安が募る�

みんな結構歩いている。
45号線からちょっと興味本位でアウトレット方向産業道路に向かってみる。車の往来に少しホッとした…相変わらず黒煙は上がっている…

途中公衆電話を見つけては旦那の携帯に電話した…アウトレット手前で奇跡的に繋がったニコニコ
足が痛くて歩けないから迎えを要請。
ホッとしてまた歩き始めた�

アウトレット前…
別世界が広がった…何とも言えない…タイムスリップした気分だった…
しばらく呆然と立ち尽くした…

ハッと我に帰り通行出来ない事を確信し、45号線へ向かう…
途中新港で仕事をしていて取り残され、仙台まで帰るというお父さんに会った。公衆電話から息子さんに電話していた。無事繋がったのだろうか…�

45号線を多賀城方面へ向かう…
何台も折り重なった車の山…想像もつかない目の前の光景が信じられなかった…
泥だらけの道路車の山の隙間をすり抜け歩く…ただ歩くしかなかった…
途中ブルーシートの隙間から指輪をした男性の手が見えた…しばらく頭の中から離れなかった…
今思えばすり抜けて来た車の中にまだ逃げられなかった人が取り残されていたのかも知れない…�

旦那のお店の前には商品が散乱していた…

しばらく�と産業道路からの道路が浸水していて太ももまで浸かりながら渡って来る人が沢山いた…
フッと見ると旦那が正面から歩いて来た。
見てきた光景を話ながら歩いて車へ…
津波の巨大さが信じられなかった…まさかこんなになるなんて…

車で避難所へ…旦那の実家、義兄宅も津波でなくなった事を聞いた…波

6時間歩いた足の感覚がなかった…
疲れて夕方まで車の中で熟睡した。

後で聞いたが、上の子は友達と待ち合わせしていたらしく、多賀城の万代書店にいたらしい…
旦那が休みで暇潰しに店に行く途中で地震があり、Uターンしようと次の信号まて行こうとした所で、上の子がいたらしく万代書店前で拾ったから命が助かったショック!
多賀城万代書店はもろに津波の被害を受けている…波

良かったしょぼんみんなホント無事で良かった�