〜マルティネス政権・前期〜
「ビッグ4には届かない次のチーム」という地位を築いたモイーズが去り、FA杯を優勝して降格したウィガンからロベルトマルティネスが就任。
選手も大幅に入れ替わった。
ルカク、デウロフェウ等の若手やバリー、マクギーディといった実力者、古巣からアルナコネ、マッカーシー、アルカラス…
モイーズ色が一気に変わって行った。
マルティネスはこれまでとは違い、若手を使いながら攻撃を好む監督で塩試合に慣れていたファンからは毎試合エキサイティングな試合になると評判になった。
反面、守備の構築に難があり余計な失点も非常に多かった。
話を元に戻して、就任初年度は補強した選手の大活躍もあり、史上最高の勝ち点72という強烈なインパクトを残した。
なかでも、グディソンで積み上げた勝ち点は42にもなり、ホームでの強さは驚くべきものでした。
リードされてても、後半20分以降からの得点率はかなり優秀だったと記憶してます。
モイーズではドロー狙いだったのが、貪欲に勝利を狙っていくスタイルになったことでこのような結果になったのだと思います。

〜マルティネス政権・後期〜
勢いは長くは続きませんでした。
モイーズの遺産であるディフェンスが崩壊し、波に乗り切れない試合が増えました。
元々が耐えるチームだったのに、その耐える力が弱まれば勝てないのは必然です。
チーム内でも不協和音が生まれ、それまでエヴァートン で輝き続けてきたミララスが暴挙。
崩れ落ちるのは早いもので、このまま軌道修正出来ずにマルティネスは退任になってしまいました。
個人的にはバークリー、ストーンズといった若手が定着する中、レドソンやダフィー、ランドストラムといった大事に育ててきた選手が日の目を見ずに去っていったのがとても残念に思いました。