比較生産費説 | 採用支援総合サービス・アークパワー社長池邉のブログ「どうとくか」

比較生産費説

最近、アメリカのサブプライムローン

問題に端を発した日本株式市場の急落

ぶりをみていると、、、

ふと、リカードが提唱した貿易理論である

「比較生産費説」のことを思い出す。

ちなみに「比較生産費説」とは、

『各国とも外国に対し比較生産費の低い

(比較優位にある)財を輸出し、比較生産費

の高い(比較劣位にある)財は自国で生産

せず、輸出することによって経済的利益

が大きくなるという考え』※

で、、、

要するに、互いに、得意分野のものを

作りあって、同じ価値として交換しましょう!

という説である。

どうして、このような考えがでてきたかと

言うと、

歴史的には、工業化がイチ早く進んだ

大英帝国が自由貿易を推進するに際して

自由貿易にすると、すべて英国の産業に

破壊されてしまい、自国に産業が残らなく

なるのではないかという他国の不安を

解消させるために生れた理論。

 

しかし、実際には、この理論は、現実の

ものとして当てはまらなかった。。。

なぜならば、、、

当初、同等価値として交換しようと、互いに

試みていたけれど、、、

例えば、ある国が麦を、イギリスが工業品

を作っていたとして、麦は、そんなに参入障壁

が高くないから、儲かると分ったら、すぐに

第三国が割り込んできて価格競争が激化し、

結果、麦の価格を維持することが困難となり、

一方で、イギリスの工業品は、参入障壁が

非常に高く、マネされることが難しかった為、

価格を維持することが、大変容易となり

最終的には、麦を作っていた国よりも有利

な条件で交換することができてしまい、

最終的は、麦よりも工業品の方が儲かって

しまったから。

さて、、、

連日、乱降下する株価の値動きを見ていて、

ふと、「お金」は、どちらだろう?!

と思った。

「麦」か、「工業品」か?

「お金」は参入障壁が高い商品か?

なんだか、儲かると分ったら、世界中の

お金が狂騒?!競争を始めたのでは!

ひょっとして、「お金」は、麦か?!

ふと、そんなことを想像した。

(※引用:石川『経済入門塾Ⅲ』中央経済社2001 P248)

(参考資料:同上)