吉瀬美智子さんが女性教師役のドラマを今やってるようです。
このドラマのCMを見て、ふと担任の先生のことを思い出しました。
冬、冷たい水に手が痺れそうになる度に、包み込むような優しい記憶を呼び起こしてくれる先生の思い出です。
小学2年生でした。
島田先生とおっしゃる、笑顔のステキな女の先生でした。
その時の僕は「花係」でした。 仲の良い近所の友達と2人で。
クラスでは、「係」を決めていろんな雑務を生徒で分担します。
「学習係」とか「体育係」とか「飼育係」とか。
花係は、花瓶の水を毎朝換えて、花瓶を洗う係です。
なぜ花係になったのかは覚えてませんが、きっと大した作業じゃないと思ったからなったんでしょう。
けど冬場は冷たいんです。 水が。
手が赤くなって痺れるほどの冷たさ。
冬のある日、朝のホームルームの直前に水換えを終えました。
教室に帰るともうみんな着席してました。
そこを花瓶を抱えて教壇の前を横切り、窓際の先生の机の横に花瓶を置きました。
そして自分の席に戻ろうとしたところ、
島田先生は、おいで、と言って僕らを呼び寄せ、冷たくなった僕らの手を握ってくれました。
そしてその冷たい手を彼女の頬に当ててくれたんです。
その時の、島田先生の頬の温もりが忘れられません。
あれは、島田先生の温もりで、女性の温もりで、人の温もりでした。