夕暮 | 例えば私が天使だったなら

夕暮

緋色の空に
耀ける明星
薄雲棚引く
西へ西へと

烏の眼だけが
僕を視てゐる
帰る場所等
在りはしないのに

世迷言等
云ってみやうか
誰か為でも無く
とりとめも無く

右耳の奥がジリジリ痛い
僕はいったい
何処に居たいの
独りで痛いの