(王様の耳は、ロバの耳、体験録) 灯台もと暗しか、M区人事課 | A氏のあーかいぶのブログ

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 私は、M区の職員であるが、言いたいことがたくさんある。直接話しても、相手にされないので、王様の耳は、ロバの耳のように、独白しよう。

 2年前のことになるが、ある職員だけが、異常に残業をしていた。一定の期間、残業時間が所定の時間数を超えると、人事課に状況報告と対応策を報告することになっている。異常に残業をしている職員は、私の部下ではない。私は、この頃は、課の筆頭係長であった。報告者となる上司から、その職員の残業している状況と対応策を作成しなさいと下命を受けた。残業を命じているのは、その上司であり、残業しているのは、私の部下ではない。その状況報告と対応策に対する発議起案を作成せよとのこと。報告者は、上司なのであるし、残業しているのは私の部下ではないから、なんでゴーストライターのようになり、文書を考えるのか。疑問を感じた。

 その疑問を人事課の担当者(若い主任)に問いかけると、「文書の原稿を作成するのは、私でもよい。ただし、上司の名前で提出すること。」との返答。さらに、その文書の起案は、だれが発議するのかと聞くと、「そんなことまで、俺にいわせるのか」という返答だった。当時、私の年齢は、60歳、相手は、30代前半の若造。これが、人事課職員のレベルか。心の中で失礼な奴だと感じると同時に、形式だけ整えれば、内容はなんでもいいのだ。不正確な内容で、実現不能な対応策を記載したとしても、期限までに人事課に提出すればよいという極めて形式的なもの。こんなもののために、勤務時間を割くのか。

 それから、2年経過。今も、その残業する職員は、残業している。所定の時間数をオーバーしているので状況報告と対応策を求められた。こちらは、1名病欠のため、そんな他の係のためのゴーストライターを務める余裕はないときっぱりと上司からの依頼を断った。

 なお、失礼な人事課の若造は、その年に係長試験をとおり、今は係長をしている。将来は、管理職有望である。こんな人物を平気で昇進させるのであるから、こんな組織に対して愛着がわかない。

 M区の職員は、エンゲージメントが不足していると人事課は分析しているが、自分のところの職員を教育できず、若いから、上司受けが良いから、イケメンだからとか、色眼鏡というフィルターにかけて昇進させてしまうというようなところを改めない限りは、本当に優秀な職員は途中退職していくだろう。

 私も、1年残して退任する予定だ。