主日、聖なる安息日

-Arthur Walkington Pink著(アーサーピンク)

 

主日3_イザヤ書 58:13,14 

 

もし, あなたが 安息日に 出步くことをやめ、 わたしの 聖日に 自分の 好むことをせず、 安息日を「喜びの 日 」と 呼び, 主の 聖日を「はえある 日 」と 呼び、 これを 尊んで 旅をせず、 自分の 好むことを 求めず、 むだ 口を 愼むなら、

 

そのとき、 あなたは 主をあなたの 喜びとしよう 「わたしはあなたに 地の 高い 所を 踏み 行かせ、 あなたの 父 ヤコブ のゆずりの 地であなたを 養う」と 主の 御口が 語られたからである -イザヤ書 58:13,14 [新改譯]

 

 

安息日を踏みつけるな

[もし, あなたが 安息日に 出步くことをやめ]この言葉は二重的な意味(一般的な意味と特殊な意味)を持つ。

一つは安息日を踏みにじるなということで、もう一つはその日に旅行に出かけたり歩き回ることを慎めというのだ

この言葉には「快楽を行わない」という説明が添えられた。世の中的な楽しみを追求することは旧約時代にはもちろん、今も避けなければならない。

 

この禁止条項は再び3つに分かれて具体的に説明された。

[これを 尊んで 旅をせず、 自分の 好むことを 求めず、 むだ 口を 愼むなら、]

神様の日には世俗的な娯楽をしたりつまらなく無益な対話を交わすなど世俗的な関心事を追求してはならない。肯定的に言えば [安息日を「喜びの 日 」と 呼び、 主の 聖日を「はえある 日 」と 呼び]と言わなければならない。これは詩編118編、24節と一脈相通じる。[これは, 主が 設けられた 日である. この 日を 樂しみ 喜ぼう] 服従に対する報償が与えられた。(イザヤ書 58:14)

 

安息日を守る者に与える約束

ここに続く約束は真摯な心で安息日を守ってイエスキリストを栄誉あるように努力する人々に大きな慰めを与える。

 

あなたは 主をあなたの 喜びとしよう. 「わたしはあなたに 地の 高い 所を 踏み 行かせ, あなたの 父 ヤコブ のゆずりの 地であなたを 養う」と 主の 御口が 語られたからである

これは安息日を守ることで主の中でこの上なく慰められることを意味する。

神様に仕えることをもっと楽しく思うほどその中でより大きな喜びを発見することができる。楽しい気持ちで義務を果たせばそれによって満足が得られる」(メテューヘンリー)

 

また、この言葉は我々が霊的な敵を退けて勝利することを意味する。旧約聖書は、神様がイスラエルの民にエジプト軍を退けて勝利させたことを指して

主はこれを, 地の 高い 所に 上らせ, と表現した。-申命記 32:13 [新改譯]

安息日を守れば私たちの魂に約束の祝福が満ち溢れているだろう。言い換えれば、カナンの安息を通じて前表された貴重な霊的安息を事前に味わうことで大いに満足するだろう。