今日はマネジメントをする上で、どういった手法で部下、または指導対象者、チーム内に指導を行うかについて。

アプローチの仕方は二つ。
・戦略的自律性
・戦術的自律性
のどちらを重きに置いてアプローチをするか。

戦略的自律性とは、どういった方向性でどういう方面に向けてプロジェクトを進めて行くかということに対して自律心を待っている状態。

戦術的自律性とは、目的地は決まっていて、どういった方法、手段でプロジェクトを進めて行くかということに対して自律心を持っている状態。

例えると、地図を使って目的地に行きたいとする。

戦略的自律性をもつ人は、目的地をどこにするかは自分で決めたいと思っているタイプ。

戦術的自律性をもつ人は、目的地はどこでも良いが、手段については自分で決めたいと思っているタイプ。

現場のマネジメントでありがちなのは、
戦略的自律性をもつ人間に対して、戦術的自律性を指導すること。また、逆も然り。

目的地を自分で決めたいという人に対して、
目的地をこちらで定めて、あとはどういう方法かは任す。といったことや、逆に、

行き方を決めたい人に対して、目的地は自由に決めて良いからこういうルート・手法で目的地まで行ってくれということ。


私もマネジメントを行なっていたとき、
そういったミスが多々あったことに気づいた。

ある程度年次も経っていて、自分の営業方法を確立している人に対しては、本来であれば今度はこっちの方面に攻めてみよう、あとは任すから。ということが大事であるにも関わらず、目指す場所は任せるが、こういう手法でアプローチしてはどうか?と。

これでは言い渡されたものもこれまでの知識を0にしなくてはならないのかという不安に苛まれるのも致し方ない。


適性を見極めた上で、伝え方に気を配ること。
それが重要であることは言うまでもない。

一度、関わる人々の適性がどちらにあるかを調査してみてはいかがだろうか。