ジョン万次郎の海で2 | アーク・フィールドブック

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四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ。

晴れ 最高気温28度。

 

 「くろしお、あおぞら、ひがし風」 

今朝のあしずりの海は、湾内はもちろん、外海も比較的おだやかな海面を見せています。

時々ぴゅっと東風が吹くけど、空の機嫌はさほど悪くなさそう。

これなら中学生たちは、プログラムどおりのコースで行けそうです。

 

 僕は、先週に引き続き、今週も夏の終わりのあしずりの海を漕いできました。

そうそう、この中学生相手のプログラム名は「ジョン万漂流体験」といいます。

ジョン万次郎

 

 まずは、足摺港内の大きなフロートの上でカヌーのパドリングと扱い方の講習。

その後、各自シットオンタイプのカヤックに乗り込み、湾内から外洋へ。

今回は、漁船&遊魚船が伴走船として三隻付きバックアップをしてくれます。

 

 

 

 外海は、湾内より波のうねりが少し大きくなっています。

右側には足摺の低い山並み、前方から左はゆるくカーブした水平線。

そして頭上には「どーん」とでっかい青空。

僕らは、東風に背中を押されながら西に約4キロ漕ぎ、水島に上陸です。

 

 水島は、二こぶラクダの背のような形の小さな無人島です。

水深が浅い島の周りは、海の透明度が良い。サンゴや魚も多くシュノーケリングも楽しめます。

 

 水島で昼食&海遊びです。

火をおこし材料を切る。生徒たちもスタッフと一緒に昼食の支度をします。

本日のメニューは・サカナの炊き込みご飯・白米・貝の味噌汁 

・焼いた長太郎貝・鳥の照り焼き・トコロテン・サラダ、

プラス、指導を受けながら生徒たちが海で採ってきた

「シラヒゲウニ」も網の上に転がりました。

 

 午後、再びカヤックに乗り込み水島を出発です。

西北約3キロ先、小さな港のわきにあるビーチを目指して漕ぐ。

15:00。ビーチに上陸、公園でシャワー&着替えをすませた後、解散しました。

 

 夏の終わりの陽、波、潮風の中でカヌーを漕いだ生徒たち。

彼らは焼けた肌に、少しくたびれた笑顔を浮かべていました。

その様子を見た僕は「今日の体験がいつの日かなにかの役に立てば良いなぁ」と思いました。



*あしずりの海での、「シーカヤック体験&ツアー」や「ジンベエスイム」

ダイビングショップ シーサークル で楽しめます。

 

長太郎貝とシラヒゲウニを焼く。

 

ところてんも。

 

水島の周囲は、透明度バツグン。シュノーケルも楽しめます。

*磯辺は足元悪く、貝で負傷しやすい。要ブーツ&手袋。

 

ジョン万次郎の海。

 

さよなら夏の日。

 

水島夕景。