人魚の恋 失くした声で いくら叫んでも 起きない君を 射殺せはしないや 鱗雲は剥がれて 空色が覗いてる もうすぐ朝に 私は溶け出す 二本の足じゃ 君に届かないや 巡るはずの季節が 泡になって消えてく いつか想い出の中を泳ぐ これが私の恋 人魚の恋 ━─━─━─━─━─ 薫さんから頂きましたお題の中から、「夏の恋」と「鱗雲」で書かせていただきました。 ありがとうございました。