【ツイート詩ログ】491~500 | CLIO

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最近は詩を中心に書いています。
作詞活動の記録も少々。動画も貼ります。


ツイート詩・ログ

ツイッターにて上げていた短い詩を、
なうにて公開していたものです



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491.最後に「さらば、友よ」と笑って、幻想は消えていった。少女は大人になるための鍵を、正しく鍵穴に差し込んだのだ。そう。弾丸という名の鍵を、貴方の腹腔へ。

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492.「あの人は嘘吐きでしたよ。本当は英雄なんて居なかったんです。本当は、私達は誰の助けも得ずに生きていくしかなかったんです。それなのにあの人は、自分は英雄であると嘘を吐きました。そして最後まで嘘を貫いて、一人で戦って逝きました」

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493.眠れない夜が私の前に横たわり、今日も睨みつけたディスプレイに安心感を探した。寂しがり屋は私だけじゃない。だから、誰も私の寂しさを気に留めない。

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494.この言葉は拙い。脳味噌の中から掻き集めたピースは遥かに足りず、その絵の完成形さえ解らない。或いは 、紛い物に見えてしまうかもしれない。それでも、素通りするのは嫌だった。

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495.灰の雪に埋もれた花。その前に膝を折り、兵士は願った。願わくは、この世界に終焉という春を。凍ったままの心など、血を流して溶けてしまえばいいのだ。新しく始まる命は、どうか安らかに。

1231

496.さようなら。ここが終わりか始まりかは、貴方が決めてね。ただ立場が変わっても、私が私であることと貴方が貴方であることは変わらない。それだけは覚えていて。

0101

497.星の周期は一晩で世界を変える。それは文字で埋まった頁を捲り、次の白紙へ進むように。程なく朝は新しい夢を空に掲げて、私達は昨日の希望を追い越すだろう。

0102

498.貴方と出会ったら、たとえ何時か別れるとしても、私はその手をとってしまうでしょうね。だって結局、私達は運命を信じたいの。

0103

499.何かが無いと探し回るくらいなら、邪魔になるくらいたくさんのものを持ってたほうがいい。誰かが困った時にも、渡せるように。

0104

500.白か、黒か、だなんてつまらないじゃないですか。世界はこんなにカラフルなんだから、赤でも青でも選んだらいいでしょう。