ツイート詩・ログ
ツイッターにて上げていた短い詩を、
なうにて公開していたものです
0509
261.君がもし君自身を信じられないなら、代わりに私を疑うんだ。「酷い人間」と罵って、自分が正しいと主張してみせて。それが真実で構わないだろう。
0510
261.飽和する音の世界の真ん中で、必死に君の声を探したよ。目を閉じて、耳を澄ませて、最初に聞いたあの声を。生まれて初めて手に入れた、あの音を。
0511
262.花を見つけた人が、その花に名前を付けるのはね。きっと、恋と同じ理由だよ。君が君であるのはね、僕が僕であるのはね。二人が出会うのと同じ理由だよ。
0512
263.愛に栄えて、愛に廃れていく世界よ。今、信仰は絞られた。希望はたった一つになった。縋る神を許した、王を称えよ。また、振興と偽れば。世界は永久に続くと、誰もが疑わぬ世界は二度とない。
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264.あの子は知っている。自分の無知を。自分の無力を。届かない空を。叶わない会瀬を。だから私は賭けてみたいのさ、可能性に。区切られた枠の中に在る、希望ってやつに。
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265.人は永遠だけでは生きていけないよ。刹那に燃え上げた恋だったからこそ、私は「生きていた」の。
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266.優しさだけでは生きていけない。でも、優しさを忘れたら人ではいられないよ。私は今日も生き難い世界で、優しくありたいんだ。
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267.手を触れず、足を遠ざけ、眼を反らし、耳を塞ぎ、君を拒絶した。それでも我が儘な僕は、君のことが好きで、大好きで。触れてほしい、近づいてほしい、見ていてほしい、聞き逃さないでほしい、受け入れてほしい。
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268.立ち上がれもしなかった私達に、彼を責めることは出来ない。正しいか否か。それを判断する資格は、戦う理由と共に放棄してきただろう。私達自身が。
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269.世界がどんなに残酷だろうと、人は諦めないさ。後に守るべきものがある限り。先に掴むべきものがある限り。僕も何処かにいる彼女も、諦めないで戦ってるんだよ。
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270.何のために戦っているのか、私達は忘れてはいけません。それが理由なき勝利ならば、戦う必要はないのですから。