ツイート詩・ログ
ツイッターにて上げていた短い詩を、
なうにて公開していたものです
0319
211.その脚を飾る羽根が全て抜け落ちるとしても、広い緑の向こう側へ彼は走り続ける。世界よ、どうか悲しまないで。彼は後悔などしていない。
0320
212.いかさまよりも狡く、駆け引きよりも純粋に。生きていくのはゲーム。楽しめなければ、最期に何も残らない。
0321
213.嫌われたくない、って思うのは普通だ。自分を押し通して生きていくにしても。独りきりじゃ、それは叶わない。そんなの、世界じゃない。
0322
214.分け与えられた愛に満足できず、鋭利であってもたったひとつの殺意が欲しいと言う。何故、優しさを認めないのか。確かに私だけの貴方ではないけれど。
0323
215.手を差し伸べたい、と思うのは偽善だろうか。救い出したい、と思うのは傲慢だろうか。ほんの少しの親切を、貴方はどう捉えるだろうか。
0324
216.「愛なんて悲しいから、心から外には出せない」と言った私に、「伝わらなければ、それは愛にはなれないかもしれないよ」と貴方は笑った。
0325
217.存在してしまったのです。最早、生きることにも死ぬことにも意味が出来てしまいました。私の決断が、少なからず誰かに影響してしまうのです。
0326
218.善意であれ、悪意であれ、それは私達に変化をもたらすだろう。論争は今や必要ない。追い詰められたことを自覚したならば、答えは絞られるはずだ。
0327
219.人の気持ちなんて正しく測れはしない。限りなく近い憶測だとしても、それは正解ではない。
0328
220.人は皆、腹の中に怪物を飼ってる。だけどその怪物を上手く表に出すには、それなりの素質ってものが必要なのさ。力もないのに檻は開けられないだろう。