『秘密の巻物』~第三巻~、1週間読みました。
第三巻のテーマは続けることです。
この巻は、多くのところで共感を持つことが出来ます。
まだ、この第三巻を読み始める前の、先週土曜日。
友人と、あるイベントに参加した帰り道、ちょうどこんな話を
しました。
僕は高校時代、射撃部でした。
射撃という競技は、純粋な減点ゲームです。
競技前は、誰もが400点や600点の満点を撃つ権利を
持っています。
ところが、最初の1発が0点だったら、その試合で390点もしくは
590点を超えることは絶対に出来ないのです。
そう、挽回はありえません。
泣こうが喚こうがどんなに後悔しようが、撃ってしまった弾や、穴の
空いた標的はどうしようもありません。 何も変わらないのです。
出来ることと言ったら、次の1発1発に全力を尽くす以外には
ありません。
高校時代の、射撃という競技に没頭した濃い時間が、僕に過去を
上手に切り離せるマインドを、もたらせてくれた気がします。
第三巻の最後の方に書かれている一節と、同じですね。