京都は山に囲まれているので、冬場はそこら中で大量の塩カルを撒きます。
だからマフラーがめっちゃ錆びる❗️
大体3台/年くらいのペースでマフラーに穴が開きます。
このケースは京北や亀岡など、そもそも山に住んでいるお客さんがほとんどですけどね。
今日はランクル100系(4800ガソリン)のサイレンサーが錆で穴が開き、ガッツリ排気漏れ
軽度な損傷なら耐熱パテ(ガンガムとか)で埋めてから蓋をすると言う手段もありますが、指でツンツンすると「ズボッ」と崩れるくらいに錆が進んでいるので諦めて新品に交換していきます。
ランクル100系はサードパーティー製のサイレンサーが発売されておらず、仕方なく純正を選びました。最近の車だと、形状や構造は純正と同じで、材質だけがステンレスのサードパーティー製マフラーが安価で入手可能なんですけどね…
ブヒブヒと明らかに排気漏れしているので車検は完全にアウト
まぁどっかに落っことしてこなかっただけヨシッ!
せっかく馬鹿でかいサイレンサーが目の前にあるので、防錆処理を施しておきましょう。
そうそう頻繁に交換したいものではありません(笑)
いやデケェ(笑)
まぁ皆さんマフラーには耐熱塗料を使いますよね??
私ももちろん使います。
しかし、耐熱塗料は自然乾燥だと全然定着しません。
そこでちょっとした一手間で塗膜が定着するので覚えておいて下さい。
そうそう。
ついでにテールエンドも(どうせ外すので)防錆対策をします。
まずはケレンで錆を落とします。今日は電動工具を使ったので20分ほどで写真のようにキレイになりました。
やっぱ何でもそうですが車体から降ろして作業するとめちゃ楽です。
スリーボンドの耐熱塗料(650度)を塗っていきます。別にこだわりはありません。
はい❗️
ここで終わるパターンがほとんどなのですが、この後仕上げを行わないといけません。
その仕上げとは、「炙り」です❗️
私は拡散型(炎が対象物を包み込む)のガスバーナーを使ってマフラー表面を炙っていきます。
これをやっておかないと軽く擦れただけで塗膜が剥がれてしまいますし、パーツクリーナーでアッサリ流れていってしまいます。
キッチリ「焼き付け」を行わないと意味がないんですね。
テールエンドもキレイになりましたね。
※こういう時バスマットが役に立つ…
ただでさへ高い純正マフラー交換に、追加費用(塗装)出して出費が嵩んで「泣きっ面に蜂」…
だと思いますか??
そう❗️ 結局は「そこ」なんですよね。
「今の出費」が大切なのか??
後々の大きな出費を回避するために今こそ出費を惜しまないか??
私はやっぱり後々やってくる大きな出費はできる限り回避したい…と思って作業を行っています。
まぁケチった結果後になって出費が増えても、私にとっては何のダメージもありませんから、最終的な判断はお客さん次第って感じです。
「タイヤの溝が無い(ワイヤー出てる!)から変えないとヤバい」とどれだけ言っても聞かない人は聞きません。結局その人は山道で脱輪して、救助に来た友人車両(MT車)もクラッチを焼いて2台が立ち往生したと言うオチでした…
ウーン地獄絵図(笑)
サイレンサーとテールエンドはこれで廃車まで大丈夫でしょう❗️
でも… あれだけ頑張ったのに外からは全く努力の結果が見えない…
まぁ「それでこそ」ですな❗️