走行距離がたったの1万5千kmのトヨタ シエンタのブレーキパッド(右)です。
これ見て何か気が付きませんか???
そう❗️ 明らかに外側のパッド(写真の左)の方が減っていますよね??
新車からたったの1万5千km弱の走行でこの差なので、明らかに寿命が短くなってしまいます。
ブレーキパッドが勿体ないと言う事以外に、ブレーキが均等に動作していない❗️
これがいちばん問題なんです。
「この事実」を知っているお客さんは、新車であっても「ブレーキのアレやっといて❗️」って必ず指名しはります。
他にも、パッドが片方だけ減っていると言う事は、そこだけ熱が集中していると言う事。
熱を吸収するのはブレーキローターの体積で、そこから大気(空気中)へ放熱されます。
その熱が集中すると… そう❗️ ローターが熱で歪むんですよね。
この現象は軽自動車(特にソリッドディスク)やミニバン、トール系コンパクトワゴンに多く見られます。
ブレーキペダルを踏んだ時、一定周期でペダルを押し返されるような感覚がある場合は十中八九歪んでいる可能性が高いです。
このように、新車でも「コレ」なんです
だから、高性能なパッドとか、ローターへ交換しても、根っこのキャリパーがこの有様ではなんの意味もありません。お金の無駄です。
今回のシエンタも新車時のグリースを取り除き、ピストンはフッ素オイルベースのオスモシルを吹いて綺麗にします。
グリースは毎度お馴染みワコーズのスーパーシリコーングリースです。
パッドグリースはブレーキプロテクター
※実は今、新しく実験中のグリースが…
純正状態のキャリパーは、スライドピンが硬くて全然スムーズに動きません。
と言うかびくともしねー
こりゃ偏摩耗するわな…
今回は早めに発見できたので良かったっすね。