つい先日、ダイハツのKFエンジン(初期型)でのトラブルについて書いたばかりですが…
「僕も忘れないで❗️」って感じでスズキのK6A(初期型)が入庫してきました。
別に良いからそう言うの… 間に合ってます❗️
知っている人も多いかもしれませんね。
はい… 2番シリンダーのバルブ痩せです。そりゃあもう痩せます。
「はじめから小さかったですけど… 何か??」と言わんばかりに痩せます。
これの厄介なところが、オイル、エアーフィルター、プラグの交換を徹底し、ISCVやスロットルを綺麗な状態に保っても…
最大限注意を払っていても痩せてしまうんですね。ちなみに、初期型K6Aを積むDA62前期ではなく、次のモデルのDA64(K6A)は何故か排気バルブでリコールになっています。
メーカー公認の不具合ですね(笑)
本日運ばれてきたエブリィDA62Wの圧縮は…
1番 1250 ※単位はキロパスカル
2番 950
3番 1250
測定条件は新しいエンジンオイルに入れて走行しながら温度をしっかりと上げて、3回測定の平均値です。
下限値が980くらいだったかな?? メチャクチャ酷いってわけではないですが、他の気筒が優秀なので差が激しいですね。
ちなみに、ゲージの信用性を抜きにして、圧縮が以上に高い場合があります。
原付のエンジンをいじったことのある人なら経験があるかもしれませんが、ゴミカスが溜まったエンジンだとそれらが隙間を塞いで圧縮が高くなることがあるんです。
指示書には上限と下限が書いてあるのはそういった理由ですね。
それと、ボア×ストロークの圧縮比とコンプレッションテスターで計測する圧縮を混同している人も多い気がします。
壊れてる訳ではないけれど、前兆が出ているのは間違いなさそうです。
足回りもガタが… ヘッドオーバーホール?
止めるなら今ですし、治すならまとめて…
判断が難しいところです。買い換えるにしても軽バンは高いですし、これ以上はお客さんの判断次第ですね。
初期型のK6Aにお乗りの方は、参考程度に圧縮を測ってみるのも楽しいですよ(笑)
こういった事例が多いので、やっぱりモデルイヤーの自動車(特に中古車)は避けたほうが無難です。
伝説のオイル消費エンジンのように、欠陥を認知しながら改善する気配がない(関係ないところを弄るだけ)と言う愚行を続けた会社もありますけどね。
元気に復活してくれないかなぁ…