ミハル・ルカシェビッチは1974年にポーランドで生まれました。

現在はベルギーに住み、肖像画家として活躍しています。

 

ミハルの絵の特徴はモノトーンであったり、セピアであったりと

決してカラーではないのですが、まるでカラーの写実であるかの

如くに肌の質感を表現しています。

 

また、バックの色にも人物に使っている色の同系色を用いて、

人物がまるでバックに溶け込んでいるかのような美しい表現

を完成させています。

 

ミハル曰く、肌の滑らかさを表現するために、ブラシストローク

(筆跡)を残さないのだとの事ですが、ジェッソによる下地処理の

段階でミハル独特の複雑なマチエールを形成しているので、

滑らかな肌が複雑な反射をもたらしています。