点々とした介護
二回目のコロナ接種もしたし、
大手を振って東京へ。
別に罹らないわけではないので対策は変わりませんが、
気持ち的に多少は楽。
で、入院だ緊急事態制限だと
飛び飛びに介護手伝いに入っていたのですが、
行くたびに母親の体から筋肉が落ちているのが解ります。
体重は増えていても骨ばってきたし、
自力での立ち上がりが困難になってきました。
本人はちゃんと食べて運動しているつもりなので
あれこれ言うとケンカになります。
同居している兄弟と母親の衝突も増え、
いつもは自分が喧嘩する側なのに
口論に慌ててアタフタする私です。
また、最近は「TVがつまらない」と言って、
母親は録画してあった昔のアニメ映画ばかり見るようになり、
今が何日の何時なのかもわからなくなり始めました。
もともと気候が寒くなると
ガタガタとボケる人なので
この状態のまま冬を迎えるということは…
と、暗澹たる気持ちになります。
今回も、看護婦さんが来てる時にトイレに行き、
帰ってきたら息苦しいと言い出し、
血中酸素量が95~6まで落ちてしまって
慌てて酸素を吸わせました。
看護婦さんは我々が語っていた実情を垣間見、
なかなか深刻だと受け取って下さったようです。
母は他人には去勢を張るので、
私たちがどう説明しても、
看護婦さんやケアマネさんに
あまり切迫感を持ってもらえていなかったので
まあ、これはいいタイミングだなとw
だって広くもない自宅のトイレを往復して
アレなんですもの…。
母が悪化したら、仕事を辞めて介護に専念する、
と言っている兄弟の事を考えると
私は気持ちが落ち着きません。
一方兄弟は悠然と「その時」を迎える気でいます。
いつかは来ること。
そういうことなんでしょう…。
私も腹をくくらないといけませんね。