現実逃避できるのがアニメのいい所なんだけど
転生もの
異世界移転もの
現在では一つのジャンル。
それはそれで構わないんですが、
気になるのは
「ブラック企業に勤めていて…」って設定が増えていて
「文句も言わずに死ぬまで働ける」能力が
次の世界で非常に優秀だったりすること。
現実ではこの処世術が有能だったりもしますから、
多くの人が持っている能力かもしれませんね。
現在、現実で苦しんでいる方々が、
転生アニメで息抜きする分にはいいんですが、
この年齢になると、
そんな風に他人をこき使って経営している奴らが
全く罰せられずに経営を続けているのが気になって。
日本は零細企業が多いし、
経営者はそうしたくなくてもそうなっちゃってる会社もあるけど、
社員を働かせて、自分は外車でブイブイ言わせている人もいて、
そういう奴はなんか罰してほしい…神罰でいいから
とか思ってしまったりします。
「神達に拾われた男」なんて、
前世では同居していた母親も悲しい死を迎えていて、
なんだかなあ、と思います。
もし主人公がブラックじゃない企業に勤めていたら、
母親はあんな死を迎えることはなかったのかもしれない。
いや、転生して幸せそうで、今は良かったねって思うけどさ。
(あの元オッサンな主人公、いい子だよね~。
ドキドキもびっくりも全くしない平和な世界にぴったし)
なので、ああいう作品を観ていると、
結局個々人はそういった企業と戦う力はないのだなあって
逆に自分の無力を感じてしまったりします。
こんな優しい世界に生まれてみたいもんです。
あ、ゲームも珈琲もないのかっ?!