忖度とか空気読むとか簡単にはできないよね | 気まぐれぱ~ぷるのうふふ

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ある日体験したこと

 

そこそこラッシュアワーな時間に電車に乗りました。

自分は風邪でダウン。マスクして座って寝てました。

(できればでかけたくなかった…)

 

お隣は屈強なガタイのサラリーマン。

その方がなぜか突然立ち上がった。

「…」

間があって却って注目しちゃう。

「どうぞ」

と彼は言った。

杖をついた方が吊革にいらっしゃった。あ、席を譲ったのか。

ガタイがいいから、杖をついた方の後ろにわざわざ回って言う。

不慣れな感じだけど、誠意のあるサラリーマンさん。

したら杖の方、

「すぐ降りるので結構です」

とだけ言う。取りつく島なし。

でもわかる。

自分も膝を悪くしたときは、座るのが辛い時ってある。

こうなると、立ったサラリーマンさんも席には戻れない。

で、席が空く。

(あーもうこれ、「事故物件」みたいだなあ。なんかサラリーマンさん、可哀想だなあ…)と思った。

周囲の人は流れを聞いてるから座れない。

と、そこに、めっちゃ元気そうな女学生が走りこんできて座った。

あっけにとられたね。

このやり取りを聞いてなかったようだ。

結局、女学生と杖の方は二つ先の駅で降りた。

 

事故物件だった席は女学生が座ったことで通常物件となり、

めでたくまた普通にみんなが座れました。

自分はそこで思っちゃいました。

サラリーマンさん、

これに懲りずにまた席を譲る勇気を持って。

あなたはすっごい人だよ、と。