訪問○○を初めて見る | 気まぐれぱ~ぷるのうふふ

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その時感じた私のうふふな気分を書き殴り!
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驚きの手際

自分は親の介護のお手伝いをしている。

世の中には未だに

「親の介護は長子がやるもの」と思っている人も多く、

妹には心労が尽きない。

自分は、(親はともかく)妹の事は大好きなので、

妹の負担を軽減させたくて日本に舞い戻ってきた。

 

顔を合わせれば口論していた親も、

「お土産は土産話だけ」な自分の尽きない南ア話を聞き、

それなりに元気になってくれたりしていたが、

先ごろ原因不明で寝たきり寸前になってしまった。

トイレはなんとか行けてるって感じ。

んで、仕方なくお医者さんに家まで来ていただくことになった。

 

まず歯医者さんが来た。

小さなテーブルの上が臨時の作業台となり、

ベッドを診察台にして様子を見てくれる。

簡単なレントゲンも撮れちゃったり

入れ歯の調整では、あのジジジガガガが始まり、

あっという間にリビングが歯科病院の匂いに変わった。

 

いつも車いすで通っていた内科医の先生も往診に来て下さった。

母は「病院の時よりよく診てくれた」といって喜んでいた。

実際はそんなこともないと思うが、

病院での慌ただしい騒音がないため、そう感じたのだろう。

 

トドメは、こういうことを紹介してくれた看護士さん。

この方は以前から母の様子を診に来てくださっているのだけど、

自宅で転んで立てなくなった母をヒョイってベッドに戻してくれたり、

必要とあらば速攻携帯で医者に連絡を取って下さるので

とても助かっています。

 

今回感じたのは、往診して下さった方々全員が

笑顔で元気に対応して下さること。

歯医者さんは三人一組で回っているそうで、

部屋中に響く若い方々の笑い声は

こっちの気持ちも若返らせてくれます。

往診の先生は私服だったせいもあって柔和に見えて、

落ち着いた看護婦さんとの連携も抜群で

血液検査もささっとあっという間。

先生が「大丈夫」と言えばそんな気がしてくるw

そして一番感謝しているのは訪問看護士さん

この人の明るさには家族全員、救われている。

週一でやってきては惜しみなく元気をくれて、颯爽と帰っちゃう。

未だかつて不機嫌とか元気ないとか一度もない。

凄いことです。

 

自分は頻繁に母に引きずられて落ち込むことが増えた。

吐き気の酷い母の前ではこっちも食欲が落ちる。

でも、この方たちのお陰でなんとか通常の自分に戻れる。

(実家と自宅が離れているので、その間にニュートラルになる)

 

本当に介護ってのは家族内だけでは

精神的にも限界があるんだなあ。

お金はかかっちゃうけど、母の体力も考えたら

往診ももっと受け入れたいなと思ったのでした。