長崎生活で驚いたことがあります。
見ず知らずの私がとっても優しくされました。
長崎は坂と階段の町。
本当にそればっかり。
生活圏に階段も坂もない所はないんじゃないかなあ。
んで、ある日、食品を買いこんで歩いていたら
自動車に乗ったおじさんに送ってくよと言われた。
長崎弁だったから、意味が解らなくて、
(いや、後から考えれば意味は分かったのだけれど
なにせ早口で聞き取れないのよね)
お断りしたの。
私なんてみたからにお婆さんで、金持ちには見えない女性を
どうこうしようとは思わないでしょうから、
本当にただの親切心だったんでしょうが、
何せ自分は幼い時に誘拐されかかっていますから、
それがたとえテレビで見たことのある人であっても、
男性の車には一人で乗ることに抵抗を覚えるってか、
もっとぶっちゃけると震えがくるくらい怖い、
心身ともに怖くて乗れない。
おじさん、あとで怒ったかなあ・・・。
「あのババァ、俺を犯罪者とでも思ったんじゃねえか?!」とか。
でも本当にそんなつもりはなかったんです。
ただ、本当に単純にダメなんです。
(それに医者の勧めで、頑張って坂道登らなきゃいけなかったのです)
ごめんなさい、悪く思わないでね。
長崎の人はとっても優しいってお話でした。