紫side
西島くんと別れたとき、なんだかさみしいなっておもった。
日高くんとは違う楽しさだった。
西島くんは、日高くんと違って少し強引で。不意打ちが多い。
好きには…なれない。
今は與くん。與くんと話したいの。
與くんを見てるとキラキラオーラがみえてくる。
昔の日高くんみたいに。
西島くんは大切なお友達ってことなのかな。
ピリリリリリリ♪
電話が鳴り響いた。
紫「はい、宇野です。」
『実彩子、ちょっと話があるんだけど。』
秀太だった。
紫「どしたの?」
桃『今、あの河川敷いんだよな、来てくんね?』
紫「うん、わかった!」
何なんだろ、話って。
河川敷なんて久々だなぁ、いつもあそこで秀太に相談してたなぁ。
紫「おまたせ!」
桃「あ、実彩子!」
紫「どしたの?」
少しくらい顔だった。
桃「あのな、実彩子、」
紫「なに?」
桃「俺、実彩子が好きなんだわ。」
驚いた。私のことを好きでいてくれたんだ。
紫「…いつから?」
桃「転勤でこっち来た時。やけん4歳とか。(笑)」
紫「あ。」
桃「ん?どした?」
紫「私達、両思いだったんだね(笑)」
そう、好きだった。幼稚園から帰ってきた時、いっつもおかえりって言ってくれて、遊んでくれて。
桃「え?」
紫「幼稚園のとき、ずーーーっと好きだった。諦めなかったら良かったなぁ。(笑)」
桃「どして?どして諦めたん?」
紫「団地に住んでるさ、千晃ちゃんいるじゃん?言われちゃったんだ、(笑)」
桃「ん?」
紫「私の方が秀ちゃんがすきって。(笑)あー、この子にはかなわないなぁって思ったんだ。」
桃「そうだったんやね。」
秀太はそういうと、立ち上がった。
桃「もう一回。もう一回、俺のこと好きにならん?」
今は答えは変わらない。
紫「ごめん。好きな人がいるから。」
桃「そっか。応援、してるからさ、また相談して。これでも俺、実彩子のこと、よく知ってっから(笑)」
紫「ありがとう。ごめんね、いつも。」
それから2人で、夕日が沈むのを、河川敷で見守っていた。
「秀太先輩?」
聞き覚えのある声。振り返ったら、
與くん。
桃「お!なにしてんの?」
青「体力づくりしてるんです(笑)」
関西弁で照れくさそうに言った。
桃「関心高いなぁ、それは(笑)」
青「先輩、お隣は?」
桃「こいつ?宇野実彩子。俺の幼なじみ。」
紫「宇野…実彩子です、!與くんだよね?演説カッコよかったよ//」
青「ありがとうございます//ほな!」
與くんは走っていった。
桃「なぁ、実彩子の好きなヤツって與?」
紫「…うん(笑)」
桃「やっぱ?ライバル多いけど応援する!よし、送ってやるわ、帰るぞ。」
秀太は昔みたいに手を繋いだ。私も繋ぎ返した。
秀太の手は大きくなってて、お父さんの手みたいだった。
