ジェットコースターは発車した

後戻りできない



こわいよー
こわいよー
いやだよー


なんで乗ってんだわたし
しかもしらない家族にポツンとまざって


女の子は後ろの席の家族に
こわいね!なんていっちゃってる

それに引き換え
うちの家族は外人さんのとなりにいるらーくん
声を出さないと決めたわたし
博士にいたっては誰と乗ってるのかわからないときたもんだ



そうこうしてるうちに
ジェットコースターは回転前の最高到達点


あぁぁ
もうダメだという気持ちをふるいたたせ
昔フィギュアスケーターが
回転する少し先をみれば目が回らない
といっていたような、いってないようなことを思い出す


そうだ、ジェットコースターのレールをみていれば怖くないんだ!

とフィギュアスケーターの話が若干すりかわり自分のいいように解釈した


のってる間レールだけをみた
まわるときもレールをみた
フィギュアスケーターがいっていたように進む少しさきのレールだけをみた


いま思うと私はどんな表情でのっていたのだろうか



無事に無言で乗り切れた


やれば出来るじゃないか!


ただ、楽しかったのかはわからない…