晴れ

 ベイビー。一人ひとりの道がある。

 あっち歩きにくいからこっちあるく。ここなら歩ける。

 セーフ。ショベルカーだって持ってる。

         

 カセットテープのお話。忘れてたわ!

 あたくしはある日カセットテープが引き出しにてんこ盛りに

 しまってあるのを、もう見て見ぬフリが出来なくなりました。

 中学生の頃からのですから、もう、どれが何だかさっぱり。

        

 問題には目をそらさず、いつか向き合わなければならん。

          

 いったいどうしたら、気分良く、このテープの山を整理整頓

 出来て、スマートな明日が迎えられるのか考えたら、

 いい事を思いついたの

 川原でこの作業をやるわ!!!我ながら冴えてる。

                

 全てのカセットテープを、もう大胆に紙袋にどちゃーと入れて、

 あと、ラベルシールと、ペンと、テープレコーダー!

 と、氷結。

 夏の暑い日だったので、前の道路でごちゃごちゃ遊んでる

 ひまそうな近所の可愛らしいガ・・お子様達に

 「今から、川に行く。連れてってやって、なおかつ、帰りに

 アイスも奢ってやる。行きたいヤツはタモとバケツと自転車を

 持って、水着になり、7分後にここに来なさい。」

                

 着いて、ちょっぴり、川へ入って魚とかすくって!!

 あとは川原で、テープを袋からぶちまけ、

 かたっぱしから、レコーダーで聞いて、ラベルを書く。

 聞いて、書く。聞く書く聞く書く聞く書く。

 15歳の時初めてHUCKに出たロックンロールバンド

 音源とか!へたくそすぎてめまいがする。

 でも初期衝動などを思い出し、なかなか勉強になる。

 血の気の引く自分の音源は、7割を〝ポイ〟袋へ。

 次から次へと聞くナンバーに、川原の風景とか子供達の喧騒

 が何だかピタッとする瞬間なんかもあって、グッとくる。

          

 フォークソングカップルが突然やって来て、

 ギター弾きながら歌う彼氏の歌に肩をもたれて聞く彼女!

 ひえ~この先この2人はどうなるのかしら。

 川原ってへんちくりんな人がいっぱいいる。びっくりする。

 しかしギターうるさいわね。レコーダーの音が

 聞こえないじゃない。もう!

        

 何とか作業は終結を迎えて、ガ・・お子様達に

 恩着せがましく、アイスの場所に移動してやる、

 と言って、撤収しました。

 中のひとりが、どしても沢蟹を持って帰りたい、と言って、

 すぐ死ぬからって100回言い聞かせても聞かないので、

 「お母さんにいいか聞いて、ダメだったら、また逃がしに

 くるか、から揚げにして食っちゃうのよ」、と言って、

 カセットテープてんこ盛りの紙袋と、

 飲み終わった氷結の缶、蟹の入ったバケツを持って

 曲芸師みたいに自転車をこいで帰りました。

 「ねえ、あたしホームレスみたい?」

 「うん!」

         

 月曜日ですね。今週も始まりました。

 曜日が関係ない方も関係ある方も、

 いつもいつも始まりですから、

 フレッシュな皆様の毎日が今日からまた

 始まります様、強い気持ちでお祈りしております。

        

          誓いのKISSを