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V字回復の経営

三枝 匡


V字回復という一見、うさんくさい話だけれども、その方法については、気になって読んだ。


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■「改革の8ステップ」

1 第一ステップ

現実直視。
このままいけば、事業はどうなるかを正確に描く。

 
2 第二ステップ

切迫感。
不振企業では危機感が不足している。


3 第三ステップ

根本原因の整理。
関係者の考えていた原因が本当の原因とは限らない。背後の新の原因を見極める。


4 第四ステップ

改革シナリオの作成。
成功するシナリオは常に話が単純にできている。


5 第五ステップ

決断。
リスクの高い選択をし、次々と決断を重ねる必要がある。


6 第六ステップ

現場へ具体的アクションへの落とし込み。
総論だけでは組織は変わらない。


7 第七ステップ

継続した実行。
目的と意味を提示し続ける。皆が見えやすい実行計画を組む。


8 第八ステップ

成果の認知。
次への元気を生み出す達成感。



■現状把握

・企業の業績悪化と社内の危機感は相関しない。むしろ逆相関。

・ミドル層が問題を他人のせいにしたがるのは、自分の裁量で解決できない問題があまりに多いから。
ミドルを動きやすくしてやれば、組織は急に元気になる。

・やたらと出席者の多い会議。リーダーシップの弱い組織の特徴。

・全部署が全商品に関与し、仕事を複雑化している。責任感の薄れ。

・全体戦略が、開発から営業まで一気通貫で連携されていない。

・組織末端に被害者意識が拡がっている。



■改革

・磨けば光る人材の発掘。必ず数人は埋れている。

・社員が共有できるコンセプトの必要性。

・開発から販売までの基本サイクルをスピードよくまわすことが本質。


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実際の話を元にした内容になっている。

弱い組織には、この本でかかれているような内容が共通しているんだろうなあ。


足をひっぱりあうとか、

保守派が現状維持を続けようとするとか、

経営者が育たない環境にあることとか
(経験を積ませる環境を創ろうとしてないこと)

戦略(社員が共有できるコンセプト)がないとか

社内問題が複雑すぎるとか。


まあ、そこまで劣悪でも、V字回復できるんだなあ、と。

やっぱり、会社なんだからリーダーシップとその組織、の

組み立てなおしが重要かな、と思いました。