明菜がデビューした1982年という30年前の時代は、アイドルブームが再び上昇していた時期でした。
70年代末から80年当初にかけて、山口百恵、キャンディーズ、ピンクレディーの引退や休止があいつぎ、アイドルブームは一時落ち着きましたが、80年に松田聖子や河合奈保子などが出て再び活気をとりもどしつつありました。
明菜のデビューした年は、花の82年組と言われる、松本伊代、堀ちえみ、早見優、石川秀美、小泉今日子などがあいつでデビューしました。明菜は遅くデビューしたほうです。
もともと、明菜の歌はバラード系(スローモーション)でデビューしたので、アイドルに入るのは難しかったとも言えます。しかしスター誕生の先輩がみんなアイドルとして売り出しので、それに倣ったのでしょう。
それに、当時はアイドル以外ではあまり人気を得る道がありませんでした。演歌歌手や歌謡曲歌手で売ると、孤立する危険性がありました。
とにかく、アイドルデビューしましたが、すぐにはヒットせず、少女Aのツッパリ路線に変えてブレイクしました。その後は純情バラードとツッパリの交互路線をとり、独自の地位を得ました。
80年代すべてを通じてヒット曲に恵まれ、トップ歌手に昇りつめました。彼女のような売り方をした成功例は奇跡的かもしれません。可愛いアイドル路線でずっといっていたら飽きられて世代交代して残っていないでしょう。
90年代以降は活動をトーンダウンしましたが、音楽制作(アルバム)は精力的に作り続けており、2009年に至るまで新曲アルバム「DIVA」を出しています。
最近(というより、だいぶ前から)はAKB48に代表されるアイドルブームですが、可愛いアイドルはいつの時代にも歓迎され人気が出ます。次から次に新人アイドルが出てきます。しかし、明菜のタイプはなかなかいません。
かっての、安室奈美恵、浜崎あゆみ、などはアイドル的面もあるので明菜に近いかも知れませんが、ちょっと違うような気もします。
特に最近はK-POPブームでもあり、かっこいい系のアイドルがいるようですが、明菜タイプとは違います。なによりも歌のジャンルが違う。
様々なタイプの歌手が出て欲しいと持っているので、明菜に続く大物アイドル・歌手が出て欲しいですが、難しいかもしれません。特に、明菜の生き方まで同じようにまねするアイドルが出るとは思えません。そこが残念ですし、明菜の特異な部分かもしれません。