細胞と細胞の情報伝達に不可欠な塩と水の役割
さまざまな文化において塩を使った儀式が存在し、邪気を追い払うために塩が撒かれます。
これにはきちんとした科学的な理由が存在します。
「邪気」とはまさにプラスの電荷を帯びた有害なエネルギーで、マイナスの電荷をもつ塩がこれを中和させるのです。宗教的儀式と科学の驚くべき符号です。
天然塩には自然界に存在する水溶性元素が多数含まれており、精製された塩にはそのうちの塩化ナトリウムのみしか含まれておりません。天然塩が体にとって不可欠な栄養源である一方で、精製された塩は攻撃的な物質です。
体はこの攻撃的な物質を体外に排出するために、さらに水を必要とするのです。
特に腎臓は、この精製された塩を排出しようと、余分な力を使います。そのため体は体外に出しきれなかった分を大切なタンパク質の貯蓄を使って中和させ、骨や関節の上に排出できなかった精製塩が溜まり始めます。
その結果、リウマチや痛風、関節炎、恒常的な関節の痛みのような骨や関節の病気が発症するのです。
水と塩は共に、人体の最も重要な生命機能を調整します。細胞液も細胞外液も濃度の違う塩水です。
体内の神経細胞は、どれ一つとして他の組織細胞とつながっていません。しかし、脳は体中の細胞とコミュニケーションをとることができています。これは、細胞外液が電気を通す性質をもっているからにほかなりません。
こうした細胞間、さらには細胞と神経器官とのコミュニケーションが可能となるのです。
これはつまり、塩なしでは人は考えることも、話すことも、他の器官からの情報を得て必要な反応をすることもできないということを意味します。体内すべての生命活動は細胞内外の、この塩水によって行われているのです。
また、すべての細胞に栄養素を運ぶのは体液です。この液の中では、栄養素は拡散しようという方法で広がっていきます。拡散の速度は液体の熱力によって変化します。熱は液中の粒の運動エネルギーを増やすため、拡散が容易かつ早くなるのです。寒くなると風邪をひく理由は、液体の熱力が下がったことにより拡散力が弱まるためなのです。細胞内外での物質交換もまた、二つの液体の塩分濃度の違いによって発生する浸透圧の力で行われます。体液の水分濃度が94%あり、細胞液の水分濃度は75%前後です。しかし、これらの数字を絶対視してはなりません。なぜならば、この割合は人によっても異なりますし、その人の塩と水の消費習慣によっても変化がみられるのです。塩がこれほどまで人間の生命のために不可欠な機能を担っていながら「校閲圧であるならば塩を摂らないでください」といわれるのはどういうことなのでしょうか?それはどのような塩を指すのでしょう?
この区別をきちんとしなければなりません。精製された塩は高血圧だけでなく、がんに至るまで様々な病気の原因となります。そのため、海塩であれ、岩塩であれ、精製されているのであれば摂らないようにしてください。
体内での塩のもう一つの役割は、ナトリウム―カリウムポンプによって浸透圧を維持させ、体の本来のバランスを整えることです。そして同時に体内の重金属や毒素を排出します。
塩の体内での役割
数十種類以上の元素を含んでおり体内のミネラル不足を解消します。
水とともに細胞内の液体を構成しています。
塩が水に与えた伝導性の性質は、体内のコミュニケーションを機能補助し、考えることや体を動かすことに必要なコミュニケーション基盤を形成します。
体内で浸透圧を発生させ、浸透によってすべての物質交換を可能にします。
ナトリウム―カリウムポンプの作用を補助します。