節分。
昔は家族でわいわいやっていたなぁ、
と思い出す。
鬼のお面を作って、誰が鬼をするかじゃんけんで決めて。
あの頃は、ただそれだけで楽しかった。
今は、主人の理由のわからない無視が続いていて、
家の中の空気がどこか張りつめている。
言葉がないだけで、こんなにも気まずくなるものなんだな、と感じる。
そんな中、
「おにはそと、福はうち」と、
昭和一桁生まれの義母が楽しそうにやって来た。
その声を聞きながら、
無視という“見えない鬼”も一緒に外へ出てくれたらいいのに、
なんて思ってしまった。
謝ってみたけれど、返事はなく、
笑われたように感じて、心がざわざわした。
イライラする自分もいて、
今日は少し、気持ちの置き場がむずかしい節分だった。