7月に入ると、京都では祇園祭の準備が始まります。

祇園祭を担う稚児や禿役の男の子が、毎年市内在住者から選任されるけれど、ここ数年前からちょっと変化が。。


昔は、市内にある私立のノートルダム学院小学校や京都教育大附属小学校に通うような、京都では「ええとこのボン」と呼ばれる裕福な家庭の子供達が役割を引き受けたものだったのが、最近は公立小学校の子供達が目立つようになりました。

役を引き受けた家庭は、莫大な費用を負担することが課せられるので、公立在籍者と言っても社長やオーナーの息子さん達と、、京都人には容易に想像できます。


稚児の家には大きな座敷が必要だし、
父親は羽織袴・母親は紋付の着物を新調しなければならない。
関係者の飲食・接待 ハイヤーの手配も稚児家が負担、
その他の諸々の費用や 御祝儀・心付けなど、

ざっと2000万円以上掛かるといわれています。

厳しいしきたりに従わなければならないし、舞の稽古などもあり、家族一丸となって取り組むという負担も掛かってきます。

そんな事情があるため、年々稚児役の確保に苦心しているそうです。

無形民俗文化財である伝統行事は、本来は国が中心になって積極的に守るべきだと思うのですが、実際は民間人の財力に頼ってるとこが大きいのです。


そして、、
祇園祭に因んだ和菓子は色々あるけれど、
我が家が毎年欠かさないのが、
三条若狭屋の「祇園ちご餅」です💕


一包み3本入りで540円




串に刺された求肥に氷餅がまぶされていて、
口当たりは花びら餅によく似てるけど、もっと柔らかめ。
中に入ってる白味噌は、御所西にある本田味噌本店のもので、求肥に合わせて甘めにお店で炊いてるとか。
ひと口サイズだけど、満足感の大きいお菓子✨


無病息災を願って頂きました。