『昭和39(1964)年生まれの僕には写真好きの父がいた。
父が亡くなった後、遺品の中にみつけたのが、大量のアルバムと父の日記だった。
その中には幼い自分が家族と過ごす日常を写した写真が、びっしりと添えられた日記とともにおさめられていた』

父の遺した膨大な数の白黒写真を次男である編著者がカラー化して投稿したInstagram <昭和の家族>
同世代のフォロワーのみならず、
子育て世代の若いフォロワーからも人気も高いInstagramだったけど、先日掲載の幕がおろされた。

昨年孫が生まれて以来、毎日娘の成長をスマホで撮って残している息子夫婦。
私たちの子育て世代と違って、動画も簡単に残せることが羨ましい限り。
スマホで撮ったものは画質もいつまでも鮮やかだけど、時を重ねると色褪せてしまう写真もまた余韻と味わいがあると思わせてくれたInstagramだった☺️

登場する田中家の2人の息子たち。
子供時代の様子を余すところなく公開された😆長男さんは、現在声楽家であり音楽大学教授に。。
次男さんの職業は存じないが、描き慣れていてかつ情緒的な文章に、高校の国語の先生?と勝手に想像をふくらませている😊

次男さんとほぼ同世代の私。
あの頃の自分の家族の様子や暮らし、
懐かしい友達の顔ややり取りを
久しぶりに頭に甦らせながら毎回読んでいた。

若き日の父と母を思い出すと、当時の2人の年齢をとうに超えてしまった娘だけど、あの頃の2人の方が今もずっとずっと大人だったような気がする。
子供時代に呼んでたみたいに「お父ちゃん」「お母ちゃん」と呟いてみたら涙がジワッ。。
あと何年続くかわからないけど、お父ちゃんとお母ちゃんに貰った人生、最後まで大切に過ごすからね😌

そして、次男さんへのメッセージにも書かせてもらったけど、昭和のあの時代に生まれて、高度成長期に子供時代を過ごせたことは、何よりも幸運なことだったのね。。
と、歳をとったせいか最近そう思うことが多い。

今年の夏出版された「昭和の家族」の写真集。
遅ればせながら、Instagram終了記念に注文したのが、昨日届いた。