あの日を転勤先の岡山で迎えた。
親子3人川の字で眠っていた早朝、突然の揺れに何が起きたか半分寝ぼけた頭は理解できなかったが、次に襲ってきた大きな揺れに我に返った。
咄嗟に庇った妊娠7ヶ月のお腹。夫は2歳の息子に覆い被さり守っていた。
2人とも終始無言。固唾を呑んで揺れが鎮まるのを待った。
今日は、阪神淡路大震災から26年目の日。