目覚め夢見ることに夢中になっていた、昨日までの自分。必死だった。夢見ることを忘れてしまうことが、怖かった。親の手を引く子供のように、必死にしがみついていた。ドロドロになった心と身体を、小さな殻に閉まい込み、毎日、毎日、夢を見ていた。春が香り、木の芽が芽吹く頃、小さな蛹は、孵化を始める。