こんなはずじゃなかった…その1


昨年の9月半ばに義兄(長男)が急死しました。
田舎の稲刈りの途中で倒れ、救急車で病院に運ばれましたが、その日のうちに帰らぬ人となってしまいました。

義兄夫婦には町に自分達の家がありますが、高齢の両親を心配して6年前より同居してくれていました。

その間、豪雨災害の復旧や認知症の母の世話、農作業、田舎の行事など、一昨年義母が亡くなった後も憔悴の義父を支えてさまざまな事をやってくれていました。

元気で働き者、優しく頼りになる義兄で、私達は何も田舎の心配をすることなく平穏な暮らしを送っていました。

義兄夫婦には言葉にならないほど感謝しています。

96歳になる義父は働き者だけど頑固者で家事は一切した事が無く、義兄が亡くなり悲しみの真っ只中にいる義姉に『もうここが○○ちゃんの故郷なんだから、ここでずっと暮らさなくてはいけない。』とまるで命令するような口調で言い、義姉はとても責任感の強い人なので義父の面倒は自分が見なければならないと思っていたようでした。

しかし義姉は70歳を超えていて、以前より体調が悪く定期的に町の病院に受診していて、運転免許もないのにこの田舎でどうやって暮らしていけるのか?
義兄がいたから、義姉も体調が悪くてもなんとかやってくれていたのに、いくら長男の嫁でも義兄のいない今、それってどうなのか?
義姉が先に倒れてしまったらどうするのか?


と思いあぐねる中、義兄夫婦の子供達から義姉が田舎に残るのはどう考えても無理な事を伝えられ、義兄(次男)と私達夫婦(夫は三男)で交代しながら義父をみる事になりました


つづく