2023.4.16 鈴木商店の後継である日商の本社?日商は後に岩井産業と合併して日商岩井となり、現在は双日となっています。
①この日はシアターサンモールで「彼の男十字路に身を置かんとす」という全盛期の鈴木商店をモデルにした舞台があり見に行ってきました。会場には鈴木商店にゆかりのある企業の写真が展示されていたので、撮ってきました。
②日本精化 1918年(大正7年)に日本樟脳株式会社として創業、現在は医薬品の原料や化学品の製造を行っています。
Nippon Fine Chemical 日本精化株式会社 (nipponseika.co.jp)
③ニチリン 1914年(大正3年)に日本輪業合資会社として創業、タイヤやゴムホースの製造行っています。
トップページ - 株式会社ニチリン (nichirin.co.jp)
④ダイセル 1919年(大正8年)に大日本セルロイド株式会社として創業、富士フィルムはダイセルの写真フィルム事業が源流です。
⑤帝人 1915年(大正4年)に東工業の米沢人造絹糸製造所として創業、1918年(大正7年)に帝国人造絹絲株式会社として独立しました。
⑥神戸製鋼所 1905年(明治38年)に鈴木商店が小林製鋼所を買収して、神戸製鋼所として創業しました。
⑦ニップン 日本製粉は東洋製粉、東北製粉、鈴木商店系の大里製粉所・札幌製粉と合併しました。
⑧サッポロビール 前身の1つの帝国麦酒は1912年(大正元年)に鈴木商店と地元資本により設立された、九州で初めての本格的なビールメーカーでした。1943年(昭和18年)に日本麦酒に統合し、戦後はサッポロビール門司工場となりました。
⑨日油 1937年(昭和12年)に日本産業傘下の日本食糧工業、国産工業不二塗料製造所、ベルベット石鹸、合同油脂が合併して日本油脂株式会社が誕生しました。
⑩シンフォニアテクノロジー 1878年(明治11年)に設立された鳥羽造船所が前身で、1916年(大正5年)に鈴木商店が買収し、1921年(大正10年)に神戸製鋼所に譲渡され鳥羽製作所となります。1949年(昭和24年)に神鋼電機、2009年(平成21年)にシンフォニアテクノロジーに社名変更して現在に至ります。
⑪IHI・JMUアムテック 1907年(明治40年)に播磨船渠株式会社として創業、1921年(大正10年)に神戸製鋼所分工場となり、1929年(昭和4年)に独立して播磨造船所、1960年(昭和35年)に石川島播磨造船所(現:IHI)を経て、造船再編でジャパンマリンユナイテッドとなりました。
『播磨造船』のDNAを継承し進化を続ける、株式会社JMUアムテック (jmu-amtec.co.jp)
⑫J-オイルミルズ 南満州鉄道の大豆油製造を民間に委託する際に、その相手先となったのが当時の鈴木商店で、清水工場は最初に建設された工場の1つです。清水工場は、豊年製油を経て、J-オイルミルズ清水工場として、現役の工場として稼働しています。
⑬日塩 1903年(明治36年)に日本食塩コークス株式会社として創業、1908年(明治41年)に大日本塩業と社名変更しました。
1914年(大正3年)に鈴木商店の傘下に入り、戦後は1949年(昭和24年)に日塩株式会社が発足しました。
⑭日本香料薬品 1927年(昭和2年)に鈴木商店の香料事業を、鈴木商店倒産後に分離して設立されました。
⑮大本組
ようこそ株式会社大本組のホームページへ (ohmoto.co.jp)
⑯ニッパツ 1936年(昭和11年)に日商の出資により株式会社芝浦スプリング製作所が設立されました。
⑰日工 1919年(大正8年)に鈴木商店工事部門関係者が設立した日本工具製作株式会社が前身です。